前回の「専門実践教育訓練」の記事はこちら
1.まずはハローワークに申し出る
「専門実践教育訓練の給付金制度」は仕事のスキルアップや資格取得を目指す人のために
国が経費の一部を負担してくれる制度です。
国の「教育訓練給付制度」は3種類ありますから、条件や目的に合ったものを選択
できます。
こちらで確認できますよ。 政府広報オンライン
専門実践教育訓練は最大で70%の給付金がもらえます。
要件を満たせば離職、在職を問われないので
興味のある人は確認してみてくださ~い。
専門実践教育訓練のパンフレットはこちら。「専門実践教育訓練の給付金のご案内」
「訓練生」になることを決めたら「厚生労働省指定講座」であるかどうか
確認します。ホームページのサイトなどに記載があります。
指定講座じゃないと給付金の対象にならないよ~。
私は日本マンパワー主催「キャリアコンサルタント養成講座」の説明会に
参加してみました。
会場で受講の仮予約をして、申請時に必要な項目を教えてもらいました。
ハローワークへの申請時に指定講座の以下の項目を聞かれます。
・指定番号(厚生労働大臣指定教育訓練の指定番号)
・教育訓練施設の名称
・教育訓練講座名
・受講開始予定日
「受給資格確認票」にこの情報を記入して提出することになります。
2.訓練前キャリアコンサルティングを受ける
ハローワーク窓口で「専門実践…を希望しています…」と言うと
担当の人を教えてもらえます。
「専門実践教育訓練を希望する方はこちらへ」なんて案内はどこにもありません。
あくまでも「申し出た人」にだけ対応してくれます。(笑)
窓口で説明を受け、「ジョブ・カード」と「受給資格確認票」などを受け取ります。
この「ジョブ・カード」は「厚生労働省」が力を入れている制度です。
簡単に言うと職務経歴書、履歴書の内容をさらに詳しく掘り下げるための書類です。
これまでの人生、キャリアを振り返ることで自分の能力や適性、興味や価値観を
再確認するための書類なんですね。
これが、なかなか書くところがたくさんあって大変。
けっこう悩んじゃいました~。
これが書けたら「訓練前キャリアコンサルティング」の予約をします。
キャリアコンサルタントとの面談を通して「自己理解」「職業理解」を深める…
と共に「ちゃんとやれるかどうかの見極め」もあるのでは?
当日は「ジョブ・カード」を見ながらの面談になるので、しっかりと
書き込んで行った方がいいと思います。
面談をして「この人ヤル気無いっしょ」とか思われると
「承認」してもらえません。(…たぶん)
温和な感じの「キャリコン」さんとの会話が弾みながら1時間くらいの面談でした。
面談後「ジョブ・カード」に承認の記載をしていただきました。
「希望する受講は本人の中長期キャリア形成に資するものであり
適切と判断します。」
適切と判断されて良かったね。(笑)
なんとか承認していただきました。
まぁ、ホントはここからが大変なんですけど。
3.書類提出で「受給資格者」となる
この「ジョブ・カード」と「受給資格確認票」、本人確認書類を
ハローワークに提出します。
受給資格確認票の書き方はこちらを参照に。受給資格確認票記入例
顔写真の提出も求められますが、マイナンバーカードを持参すると不要になります。
(作っておいて良かった。)
書類への押印は廃止になったので印鑑は不要です。
あ、そう言えば大事なポイントが!
この手続きを講座開始日の1ヶ月前までに済ませるのが条件です!
講座は資格試験のタイミングに合わせて開講するので、いつでも申し込めるわけでは
ありません。この申請のタイミングは注意した方がいいです。
私も受講を決めてからあまり日数がなかったのでドタバタしました。
さらに離職者は離職してから1年以内に受講を始めることも条件です。
こちらのタイミングもお忘れなく。
無事に手続きが完了すると「受給資格者証」が発行されます。
正式名称:教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格者証
タイトルが長過ぎるぅっ!
4.講座修了後に給付金の申請
受給資格者になったタイミングで養成講座の受講料を支払いました。
はい、そうです。
「修了者」にのみ給付されますから、先に自分で支払います。
給付金を受け取るには講座修了後、「修了証」と「領収証」を添付して
ハローワークに申請しなければいけません。
さぼったら修了証がもらえないので給付金を受け取れませ~ん。
しかもハローワークに申請できる期間も決められていますから、これまた注意。
ぽんやり過ごしていると忘れかねないので修了後はさっさと行く予定です。
訓練校には開講日に「受給資格者証」を提示します。
あとはひたすら「訓練」!
5.まとめ
「専門実践教育訓練」の申請手順についてご紹介しました。
もはやこのトシで(アラカン世代!)講座についていけるかどうか
不安はありますが、まずは勉強することで新しい世界と出会えること
に感謝したいと思います。
こんにちは。「まな♪まな」管理人「えつ」です。
前回の記事「専門実践教育訓練」の申請手順をご紹介します。
助成金を受けてキャリアアップしたい人、「専門実践」を検討中の人
におススメな記事です。