1.春の味、タケノコを授かる
近所にたくさんあった竹やぶも、今ではずいぶん姿を消しました。
ちょこちょこと見かける程度です。
4月のある日。
近所の竹やぶで地主さんがタケノコ掘りをしていたようです。
![近所の竹やぶと翁](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/f32b5f8911e39aca5aa02830376bbc1d.png)
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/22fb17e43b0094fce04ebed529651819-e1628852852691.png)
「今は昔、竹取の翁(おきな)といふものありけり。」だね。
そこへ、たまたま通りかかったのが我が家の父。
足腰のため、毎日少しずつ歩く練習をしています。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/e1185619dd877460472ee62a4ae25cff-e1628659824379.png)
散歩の翁、杖をつきつつ竹取の翁の前を通りけり。
すると「竹取の翁」から「散歩の翁」へ贈り物。
![いただいたタケノコたち](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/71a6b79064c1fcab7c374ddcbc66a165.png)
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/079d216435fdbec44f5361aa86447dfa-e1628941670784.png)
あな、うれし!
タケノコを授かった~。地主さん、ありがとう~♪
立派なタケノコをたくさん、いただいちゃいました。
「散歩の翁」はタケノコの重さに必死に耐えながら持ち帰ったようです。
まぁ、10数mぐらいの距離でしたが、お疲れ様。(笑)
2.タケノコは鮮度が命!
生のタケノコは当然、ゆでてアク抜きをする必要があります。
おいしいんだけど、ひと手間かかるんですよね。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c9c138d40deb3683b56d9056a2976937-e1628852616654.png)
掘り上げた瞬間からどんどんアクが増えるらしいから
とにかく速攻でゆでなくちゃ!
生のタケノコは一刻も早くゆでるのが重要なポイントです。
![タケノコは鮮度が命](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/f494389337878b02d038a64f3b7e90f7.png)
昔は米ぬかと一緒に1時間ゆでて…なんて
やっていましたが、もっとお手軽に済ませたい!
そこで登場するのは…
最近、豆を煮る時にお世話になっている「圧力鍋」です。
普通の鍋としても使えるし、何かと重宝してます。
圧力鍋で、ささっと時短にゆでちゃおう!
3.圧力鍋なら手軽にアク抜き
圧力鍋なら加熱後、加圧時間10分程度でゆで上がります。
新鮮なタケノコであれば「米ぬか」はなくても大丈夫です。
![タケノコのあく抜き](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/73890f8b61fafd73474bb56c6bafd432.png)
穂先をカットして皮をむいたら、水をひたひたに。
今回は生米を大さじ1杯入れて火にかけました。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c9c138d40deb3683b56d9056a2976937-e1628852616654.png)
アク抜きには米のとぎ汁や、食用の重曹を少し入れてもOK。
この方法ならとにかく簡単だ~。ホントに大丈夫?
大丈夫です。
加圧後は、自然に圧力が下がり冷めるまでそのまま置いておきます。
![タケノコの加圧時間](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/image.png)
えぐみも残らず、柔らかくゆで上がりました。
炒め物、煮物、炊き込みご飯に味噌汁…
バターしょうゆ味もおいしいんですよね。
![タケノコのオイスターソース炒め](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/93f26199beddd0a8d5298abf1fc8e16c.png)
![タケノコご飯](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/d7bfb3272db75e9f5badc3cd24890bc8.png)
ゆでた後のタケノコはボールに水をはって冷蔵庫保存します。
水を毎日取り換え、5日間程度は大丈夫です。
とは言え、さっさと食べきっちゃいました。(笑)
4.若いフキも簡単に下処理
裏庭が山と合体している我が家。
タヌキにもしばしば遭遇するぐらいの山の中です。
2月に「フキノトウ」が出ていた場所は4月になって
フキ畑に変化していました。
![裏庭のフキ](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/9d7a069c8fcfc248d22f8673cbd1399c.png)
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/22fb17e43b0094fce04ebed529651819-e1628852852691.png)
ふだんは、あんまり食べないんだけど…
タケノコと一緒に食べてみよっかな。
フキもタケノコと同様に、食べる前にはアク抜きが必要です。
念のためにネットで検索しました。
少量の塩で板ずりをして、3~5分ゆでるだけ。
採れたてだし、こんなに茎も細いのであっという間でした!
![フキのアク取り](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/8f96ebca69e2926b356aee97f9e55bed.png)
あとは冷水につけ、冷ましてから皮(スジ)を取るだけ。
若い茎なので柔らかく、スジもすぐに取れちゃいました。
![タケノコとフキの炒め煮](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/fcd7e9389a4ab717f0c67738ba76e429.png)
タケノコ、油揚げと一緒に炒め煮にしました。
タケノコとフキ、どちらも食感や香り、かすかな苦みが独特。
春の味は大人の味ですね。
5.まとめ
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/04/460978e4f89e9dbce694576b14b8399f.png)
「里山暮らし」ならではのタケノコとフキの話題でした。
どちらも「生」でゲットした時はできるだけ早くアク抜きを!
タケノコはゆでてアク抜きさえしておけば、使いやすい食材だと思います。
そういえばワカメと一緒に味噌汁も作りましたよ。
![タケノコの味噌汁](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2024/04/66854742a976e0ca59795c067229ac8a.png)
実はチーズとの相性もいいんですよね。
春巻きの皮でチーズと一緒にくるんでホットプレートで焼くのもオススメ。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/e1185619dd877460472ee62a4ae25cff-e1628659824379.png)
おいしいんだけど、いっぺんに食べ過ぎないように気をつけてね。
「シュウ酸」を多く含むので、結石の原因になる点と、繊維が多く
消化不良になりやすい点に注意してくださいね。
旬が過ぎたら水煮でも。
京都の伝統野菜の1つ「京タケノコ」は肉厚でやわらかいのが特徴ですよ。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c3eb9befb6e35cb6d5ac8a61f19432d7-e1628850312568.png)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。神奈川県の片田舎で暮らす管理人「えつ」です。つい先日、
掘りたてのタケノコをいただきました。タケノコってこの季節、一度は食べたくなるんですよね。今回は圧力鍋で手軽にアク抜きしました。裏庭で採れたフキもついでに料理。一緒にご紹介しちゃいますよ~。