1.ハードル低めに作りたい
今年の秋はふとした思いつきで干し柿を作りました。
干し柿作りの記事も、ぜひこちらからお読みください!
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/22fb17e43b0094fce04ebed529651819-e1628852852691.png)
手作り干し柿、甘くてトロトロでおいしかったなぁ。
干し柿作りで出た柿の皮がたくあん作りで役に立ちますよ!
そんなわけで、干し柿を作っている時から
「次はたくあん!」と決めていました。(笑)
やはり手作りすると、着色料や化学調味料を避けられるのがメリット。
それにしても。
レシピ本の「作りやすい量」っていうのが私にとっては
「多過ぎる!作りやすくないなぁ」と。
だって一度に大根10本とか20本…ってねぇ。
大きなタル、たしかに持ってはいるんだけど…
普通の家庭ではなかなかハードルが高いなぁ…と。
![漬けだる](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/e3f52948302fe7ba327581d1416568b7.png)
そんなわけで私が漬けることにしたのは
「たった3本!」(笑)
これならストレスなく作れそうです。
こんな手付きの四角いバケツに漬けることにしました。
このバケツ、なかなか使えるんですよ。
容量5リットルで横幅が30cmくらい。
バケツの中側に容量メモリもついています。
持ち運びにも便利だし、収納ボックスにも。
とにかくオススメです。
2.用意したもの
たくあん作りの材料は意外とシンプル。
干した大根を米ぬかと粗塩あらじおで漬けて乳酸発酵させます。
愛用の漬け物レシピ本を参考にしました。
館野真知子たてのまちこさんの「きちんとおいしく作れる漬け物」
(たくあんはP72から。)
この本のレシピも大根9本使用でしたが(笑)
材料は「大根の重量の〇%」と指定してあるので
少ない量でも作れます!
用意したのは
大根3本、米ぬか、粗塩、ザラメ糖、赤唐辛子、昆布、柿の皮でした。
![たくあんを漬ける材料](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/406228c8fdb02af150676d547dc70478.png)
大根の重量に対して、米ぬか15%,粗塩6%,ザラメ糖は2%です。
大根は干してから漬けるので、干した後の重さを計ります。
昆布は5cm×10cm…を目安に。私はきざみ昆布を使いました。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/e1185619dd877460472ee62a4ae25cff-e1628659824379.png)
赤唐辛子は種を取ったものを使ってね。
この時は2本使ったよ。
漬け込み用にはスクエアバケツと大きめのビニール袋。
あとは大根の3倍程度の重量の「重し」も必要です。
3.漬ける前の大根干し
大根は、葉っぱも使うので葉付きの状態で買ってきます。
私は大根と葉っぱを分けて干しました。
![大根葉を干す](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/a18cb64541981c56d1120233dbf7d9c3.png)
主役の大根サマたちは紐でしばって2週間程度、吊るし干し。
水分が抜けてくると、だんだんしんなりして縮んできます。
![大根を干す](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/e065f545153d7d3caf1ee28c92819a87.png)
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c9c138d40deb3683b56d9056a2976937-e1628852616654.png)
たくさん作りたい時は「干し大根」を買うとラクですね。
季節になると売り出され、ネットでも注文できます。
たとえば、こんなサイトとか。
一緒に漬け込む柿の皮は干し柿作りでゲット。
皮をむいた後に天日干ししておきます。
まぁ、3本しか漬けないのでこんなにたくさんは必要ありません。(笑)
![干し柿作りの皮](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/8ce8cc7c7516045289cf7bf822ddf7d0.png)
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/079d216435fdbec44f5361aa86447dfa-e1628941670784.png)
リンゴの皮も一緒に漬け込むとさらにおいしく作れるよ。
4.漬けて…待つ
2週間干して、大根の水分がだいぶ抜けたところで漬け込み開始!
まずは先ほどの大根以外の材料をボールに入れて混ぜ込みますが、
この時、塩ひとつかみ分を残しておきます。
![材料を混ぜる](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/92e00633317ff248f6443ae0c64cb1f8.png)
スクエアバケツにビニール袋を敷いて…
まずは混ぜ込んだ材料を底の部分に。
その上から大根を入れていきます。
![大根を漬け込む](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/0569af3c6e7cc5a17afadf9a29efdbc4.png)
この上からさらに米ぬかたちを入れてギュッと押しておきます。
最後に残しておいた塩をふってから大根の葉でフタ。
![塩でふた](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/a429d6cbf3a788c8ed17d8d14e04e05f.png)
![大根葉のふた](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/28254b81f2fea075d6312d95abb265d2.png)
断面図にするとこんな感じになりました。
![漬け込みの図](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/d47ee85fb0ec9324a16d2241b5ca886c.png)
全部を入れたらビニール袋をギュギュっとしばり、重しをします。
空気がよけいに入ると腐敗の原因にもなるので
ここはきっちり結んでおくのがポイント。
![全ての材料を入れて袋を閉じる](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/8ec02835bcaab0ae966426315a78a74b.png)
重しは大根の重量の約3倍を用意しました。
漬け物石を買わなくても、家にあるもので。
![重しをのせる](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/12/efb5788e10daadf523b8ad4cbc585c17.png)
10日くらいしたら中味をチェック。
水が上がってきていれば重しを半分に減らします。
上がってこない場合は塩水(4%)を適宜、加えます。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/04/460978e4f89e9dbce694576b14b8399f.png)
あとは冷暗所で1か月~1か月半、待ちま~す。
5.まとめ
ちょこっとだけたくあんを漬けたので作り方をご紹介しました。
・大根は葉付きの状態で購入して2週間ほど外で干します。
干した大根を購入することもできますが、少量なら自分で干して
ボチボチと作るのが楽しいです。(笑)
・米ぬか、粗塩、ザラメ糖はそれぞれ「干した大根の重量」に対して
15%,6%,2%です。
・果物の皮を一緒に漬け込むことで甘味、風味を加えることができます。
柿、リンゴ、みかんなど、お好みで。
・重しをしてから10日目ぐらいに水分チェックをお忘れなく。
水が上がっていたら重しは半分に減らします。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c3eb9befb6e35cb6d5ac8a61f19432d7-e1628850312568.png)
時間はそれなりにかかりますね~。
でもじっくり待つのもなんだか楽しい時間だし、
添加物のない漬物が食べられるのはうれしいな。
大根2~3本なら、本当に気軽に作れますよ。
ご紹介した「フタ付きスクエアバケツ」もご参考まで。
漬け物以外でも大活躍します。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/e1185619dd877460472ee62a4ae25cff-e1628659824379.png)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。田舎暮らしをゆるっと楽しむ管理人の「えつ」です。
秋の干し柿作りを楽しんだ後、たくあん作りにも挑戦しました。
大きなタルで大量に漬け込むのはちょっと…と思ったのでお手軽に3本だけ。
たくあんを気軽に作ってみたい人の参考になれば…と思います。