1.井戸水検査キット
「えつ」の家は、庭に古い井戸があるよ。
いまどき、ちょっと珍しいよね~。
うん。もう50年以上は使ってるよ。
今は飲用には使ってないけど、非常時に備えて
水質だけでも調べておこうかと思って。
そこで今回使用した検査キットがこれです。
(株)共立理化学研究所が販売しています。
写真のように取扱説明書、試薬が入ったチューブが5本、色見本が5枚。
ご丁寧に「練習用の空チューブ」も1本ついていました。
チェック項目は
①pH ②鉄 ③硬度 ④COD(化学的酸素要求量) ⑤亜硝酸 です。
なんだか実験みたいになってきました。
2.説明書をよく読んで準備する
ひとまず説明書を確認。
なんか細かくいっぱい書いてあるぞ~。
こういう時に斜め読みして失敗しやすい性格。
ゆっくり読もう~!
①練習用の空チューブで練習する。
②試薬は強アルカリ性のため目に入ると危険。子供だけでやらせない。
③チューブを持つ指は清潔にしてから。
④チューブで採水する時には、自分の指が水中に入らないように。
⑤測定項目の5つ分、容器を準備して井戸水を入れる。
測定手順はこんな感じ。なんだか緊張してきました。(笑)
ちゃんとできるんでしょうか。
3.それじゃあ、やってみよう!
説明書に従って、5つのコップにそれぞれ井戸水を入れました。
こんなに大きいコップである必要はないんですけど。(笑)
とにかく同じ水・容器を使い回さないようにします。
測定用には試薬が入っていますが、まずは空のチューブで水を吸う練習から。
指をきれいに水洗いし、なおかつ指が井戸水につかないように…
…ってけっこう気をつかいますねぇ。
でも厳密なテスト結果のために頑張りました。
4.結果発表
チューブに井戸水を吸引して、ゆっくりと5~6回振ります。
結果が出るまで待ち、チェック表の色と比較します。
まずはなじみのある「pH」(酸性~アルカリ性)からやってみました。
20秒ほどで結果が出ます。
きれいな黄緑色になり、ほぼ中性のど真ん中。pH7ぐらい?
pH6~8が標準らしいので、まずはOK。
次に硬度を調べます。いわゆる軟水~硬水の識別ですね。
カルシウムとマグネシウムのイオン量を測ります。
こちらは50mg/Lくらいでした。数値が高くなるほど硬い水になります。
日本の水は軟水寄りで20~100mg/Lが標準らしく、50mgならまずまず?
最終的な結果はこちらの通り。
亜硝酸、鉄分ともにほぼ「ゼロ」でした。ゴウカク!
左上の化学的酸素要求量(COD)っていう項目は有機汚染物質の含有量らしい
のですが、これも最も低いレベルの色になり、ちょっと安心しました。
5.まとめ
準備から結果を確認するまで、だいたい20分もあればOKです。
簡単に調べたい、ちょくちょく調べたい…なんていう時には便利ですね。
気を付けるべき点があります。
この5項目の測定値でわかるのは汚水の混入があるかどうか、
良好な水質を保っているかどうか、に限られます。
「飲用水として合格か」を調べるには、さらに細かい調査が必要です。
専門機関に調査を依頼してくださいね。
家の近辺で道路工事やビル建築があったり、地震がおきたり…
すべて井戸の水に影響するため、定期的なチェックがオススメです。
ひとまず、水質検査ができて良かったです。
ろ過ができる浄水器があれば飲用にもできて、さらに安心ですね。
少しずつ備えていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
今回、ちょっとレアな情報かもしれません。
レアって言ってもお肉の焼き加減ではなく「珍しい」…のイミ。
自宅で井戸の水質検査をしました。(やっぱりだいぶレア?)
簡単にできるキットがあったので、やり方や注意点をご紹介します。