こんにちは。「まな♪まな」管理人「えつ」です。
テトラパックに入ったあられ菓子を食べていたら
昭和時代の「三角牛乳」をなつかしく思い出しました。
そこで、今はすっかり見かけなくなったテトラパック牛乳の行方を
調べてみました。
テトラパックのあられ菓子に関する記事はこちらから。
1.テトラパック牛乳を知ってる?
どれもおなじみの容器ですね。右下の三角形がテトラパックです。
この形の名称は「正三角錐」とか「正四面体」…でしたか。
牛乳だけでなくジュース類にもこの容器を使っていた時代がありました。
地域差はありますが、昭和39年(1964年)から昭和55年(1980年)頃を中心に流通。
学校給食に使われていた時期もあり「ちびまる子ちゃん」の給食シーンを見るとこの
「三角牛乳」が描かれています。
作者のさくらももこさん、1965年生まれなので私は同世代。
なのに…なぜか私、給食の牛乳はずっと「ビン」でしたねぇ。
給食当番の時は重たくて大変だった思い出があります。
そんなわけで私のテトラパックの思い出は、もっぱら高校時代です。
校内の自動販売機でテトラパック牛乳を買うのがささやかな楽しみでした。
たしかアレは「森永乳業」のコーヒー牛乳。
おひさまみたいなキャラが可愛くて大好きでした。懐かしい~。
調べてみたら、ちゃんとキャラ名もあり「ホモちゃん」…でした。
(ちょっとビミョ~なネーミング…?)
2.正式名称は「テトラ・クラシック」
このテトラパック、正式名称は「テトラ・クラシック」と言います。
スウェーデン発祥で「テトラパック社」が1952年(昭和27年)に製造を始めました。
この形って、入れ物としてはちょっと変わってるよね~。
「オシャレねらい」なアイディアだったのかな?
全然、違いました。
実は「低コストで製造できる」点がポイントらしいです。
単位容積あたりの包装材が少なくて済むため…
って本当に?
ここで空間認識能力、低めの私がちょっと実験。
白い長封筒の下(底)の部分だけを正方形になるように切り取ります。
(正方形の袋ができた状態です。)
封筒の口の部分を立てて開き、写真のようにして閉じると…
あっという間にテトラなシェイプが出現。
確かに直方体や立方体の展開図を考えると、これは少ない材料で済みますね。
ついでにコレ、封筒の再利用にもいいかも。
ちょこっとお菓子を入れてプチギフトにしたらかわいい。
3.テトラパックが姿を消した理由
省エネだし、かわいいのに~…なんでなくなったのかな?
その理由ですが…
残念なことに、その形状から「収納・運搬しづらい」「積み重ねに不便」だから。
え~、それ、最初からわかってたんじゃ?
確かに多量に運ぶのには向かないけどね~。
まあ、急に気が付いたわけではないでしょうが(笑)
時代の流れと共に優先順位が変わったのかもしれませんね。
どう考えても四角いブリックパックの方が扱いやすいことは確かです。
とは言え、市場から姿を消してしまったのは残念ですねぇ。
4.給食牛乳の歴史
ここでちょっと給食牛乳の歴史を振り返ってみておきましょう。
(以下、「一般社団法人 日本乳業協会」~乳の知識と情報~で調べました。)
「牛乳」になる前に「脱脂粉乳」時代がありましたね。
これは1946年(昭和21年)頃から。
管理人「えつ」もさすがに脱脂粉乳世代ではありません。
ビン牛乳の給食は1958年(昭和33年)頃から始まっています。
テトラパックが導入され始めたのが1960年代後半です。
それにしても私はずっとビン牛乳の給食でしたねぇ。
計算してみたら1970年代後半まではビンだったことに。
学校の方針なども関係していたんでしょうか。
1980年代になるとブリックパック(四角)が登場したことによって
「テトラ・パック」は徐々に減少。
2004年頃には完全に製造中止になりました。
5.でも北海道なら、まだ買える!?
こうして残念なことに今は「まぼろしのテトラパック」となってしまいました。
が、しかし!
ここで朗報。
「ポリエチレンパック」ならまだ買えるみたいです!
しかも2社あり、どちらも北海道の会社でした!
「北海道フェア」などで見かけることがあるようですよ。
運よく見つけたら、試してみたいです。
紙のテトラパックはなくなりましたが、三角牛乳は絶滅していなかった
のでちょっとうれしくなりました。
北海道に行けるチャンスがあったら、現地で出会えるかも。
テトラパック牛乳が運搬に数多く運べないなんて嘘ですよ。それは学校側のいいわけです。ちゃんと「3角積み」すれば複数団重ねられます。それを理解してください、なぜならテトラパック牛乳は大量生産できる紙パック牛乳の走りでした、子供がしっかり手で持ってもストローから牛乳が溢れない転倒による牛乳がこぼれることがなく優れたパック商品でしたが、当時のPTAの苦情(子供が三角形だと持ちにくいという理由)により廃止され現在の長方形四面体のパックになりました、しかし、なれない子供はパックの四隅を持つことを知らず側面を握ってしまい中身がストローから飛び出し 未だに牛乳をこぼしてしまう事例が多いです。それを考えるとテトラパック牛乳のほうが良いと思います。
五太子さま
コメントいただき、ありがとうございます。
そうですか~。学校側の言い訳だったんですね。
確かに四角いパックは子供がこぼすことがありました。
懐かしのテトラパック、復活してくれたらいいですね。
テトラパックのコーヒー牛乳、是非とも飲みたいです。