100円ショップで買える基本の3点セット
昨今のキャンプブームもあり、私もメスティンの名前だけは知っていました。
アルミのお弁当箱に取っ手がついたような形の調理グッズです。
下の写真は100円ショップのメスティンで、
上が1合、下は1.5合サイズ。
（他に3合サイズもあります。）
インドア派の私には縁がない道具かと
思っていましたが、ある日、この
メスティンがわが家にもたらされました。
文化の伝道者はいつも我が妹。
料理講師の彼女は、たまに山歩きをしては
山の上でのメスティンごはんを楽しんでいるんだとか。
そんなアクティブな妹が持って来てくれた、
基本の3点セットがこちら。
メスティン、ポケットストーブ、固形燃料の
3つで、すべて100円ショップで購入できるというからオドロキです。
・メスティン（1.5合サイズ）770円
・ポケットストーブ 330円
・固形燃料
（燃焼時間25分×3個入り） 110円
ショップで欠品している時はこちらから。
ダイソーオンラインショップ
ポケットストーブはワンタッチで組み立て
られ、固形燃料とメスティンを乗せる役割を果たします。
着火すると高温になるので、ストーブの下には
鍋敷きかステンレスバットを敷きます。
固形燃料をセットするとこんな感じに。
このブルーの固形燃料、修学旅行の鍋料理を思い出して懐かしくなりました。
この3点セットに米と水があれば、誰でも簡単に炊飯できます。
まずは白ごはんを炊く
それではさっそく白いご飯の炊き方をご紹介します。
用意するものはこちらです。
準備は米1合に水200cc、メスティン、
固形燃料（25g）、ポケットストーブです。
着火用に、ロングタイプのライターも用意しました。
炊飯の手順は次の3ステップ。
1.浸水はゆとりをもって
何度か水を替えて米1合を洗い、200ccの水で浸水させます。
春夏なら30分程度、寒い時期は60分を
目安に。
ここをショートカットすると炊きあがりで芯が
残りますから、時間にゆとりをもって浸水しましょう。
目盛付き
2.着火から消火まで
浸水時間が終わると、いよいよ着火タイムです。
固形燃料のアルミやフィルムは、はがさずに
そのまま火をつけます。
火がついたらメスティンを
乗せて、あとはステキな♪ほったらかしターイム！
最近はベランダで手軽にアウトドア気分を味わうことをベランピングなんて呼ぶらしく。
屋外なら換気も要らないし、私もベランピング派です。
室内で炊飯する時は少し窓を開けて、
換気を心がけましょう。
火加減はほったらかしでも見守りはお忘れなく。
特に外での調理は強風で火があおられる
ハプニングも起こりがちです。
他の作業をしながらでも、炊飯中は炎の変化を見守りましょう。
10分、15分と経過するにつれ、ぐつぐつと
音がして湯気が出始めます。
ご飯が炊ける匂いも加わり、幸せな待ち時間。
20分を過ぎると燃料もだいぶ減り、火力も弱めになってきます。
完全に火が消えたら、メスティンを台から
外して保温のためにタオルでくるみ、逆さまに
してそのまま15分ほど置いておきます。
消火直後のメスティンはアツアツですから、
ミトンや軍手の2枚重ねで作業するのが
おススメです。
3.蒸らしてほぐす
タオルでくるんだメスティンの上下を返して
保温します。
こうすることで、中の水分が全体によくなじみます。
15分たったら、メスティンを再度ひっくり
返してフタをオープン！
全体をよくほぐしたら、ふっくらご飯の
出来上がりです。
勝手においしく炊けた～。
底の方にはチラッとおこげもできてたよ。
無洗米で炊飯する場合は、浸水用の水を
20～30ccほど多めに。
とぎ水が必要ない無洗米は、災害時に水の使用量をおさえるのにも役立ちます。
無洗米をローリングストックしつつ、
メスティン炊飯で消費していれば「もしも」の時にも慌てることがありませんね。
これまた簡単なカレーピラフ
次はカレーピラフを紹介しましょう。
これまたとってもお手軽で簡単な炊き込み
ごはんです。
米の浸水、消火後の保温や蒸らし方は白米と
同じ要領です。
＜材料＞
・米1合：水200cc（無洗米なら220cc）
・カレー粉 3g（大さじ1/2）
・ケチャップ 大さじ2
・塩 少々
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・ツナ缶 大さじ2
・コーン缶 大さじ1
・玉ねぎのみじん切り 大さじ2
・ミニトマト 2～3個（トッピング用）
トッピング用のミニトマトを除いた材料すべてを一緒に炊きます。
ひと手間かけるなら先にカレー粉、ツナ、
コーン、玉ねぎを炒め、その後に残りの材料を入れて炊くとカレーの香りがいっそう引き立ちます。
あとの手順は白米を炊く時と同じです。
蒸らして、ご飯をほぐしたら、トッピングで
彩りを。
パセリや粉チーズのトッピングも映えますよ。
調味料や具は、お好みでアレンジしてくださ～い。
思わず感嘆！「かぼちゃの塩麹煮」
最後にもう一つ、かぼちゃの塩麴煮をご紹介します。
超簡単なこのメニュー、おいしくて、思わず
感嘆すること間違いなし。（笑）
材料はたったの3つです！
＜材料＞
・かぼちゃ： 300g (1/4カット)
・塩麴：大さじ2
(またはあら塩小さじ1/3～1/2)
・水： 200cc
私は自家製の塩麴（塩分濃度11％程度）を
いつも使っています。
塩麴は市販品でＯＫですし、なければ、あら塩（天然塩）でも。
メスティンにかぼちゃと水を入れたら、上から大さじ2杯の塩麴を。
このままフタをしたら固形燃料に火をつけて
スタートします。
自然に消火したら、その後5～10分、そのままの状態で蒸らします。
たった、これだけ～。
今回はメスティンの中にクッキングシートを敷いてみたんだけど
なくても大丈夫だよ。
しっとり柔らかく仕上がりました。
しょうゆやみりん、出汁などを加えない
シンプルなかぼちゃの塩麴煮は、きれいな色
そのままに仕上がる上に、塩麴の旨みや甘味も加わって絶品です。
まとめ
固形燃料とメスティンで簡単にできる調理法をご紹介しました。
デビューしたての私にも本当に簡単にできました。
皆さまぜひお試しを。
100円ショップで道具を調達すればハードル
低く始められます。
おうちキャンプで楽しむも良し、防災意識を持って
トライしてみるも良し。
もちろん、メスティンはふだん使いにも十分
使い回せるアイテムです。
炊飯だけでなく、さまざまな調理にも活用できます。
防災用にはカセットコンロや七輪を供えていましたが、
「メスティンと固形燃料」も加わって、さらに心強くなりました。
これからも、もっと活用していこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
100円ショップじゃないけど、
便利なメスティンセットはこちらでチェック！
こんにちは。最近、メスティンデビューした管理人のえつです。
メスティンとはアルミ製で箱型をした飯ごうのこと。これにお米と水を入れて固形燃料に火をつければ、誰でも簡単にふっくらご飯が炊けちゃうのです。
本当に？と半信半疑なあなたも、インドア派のあなたも。
ささっ、まずはこの記事をお読みくださ～い。