メスティン折りとは？
まずは「メスティン折りとはなんぞや？」
という質問にお答えいたしましょう。
ちょっと不思議なネーミングですが、
写真のように、クッキングシートを折って作る容器のことなんです。
メスティンの中に入れて中敷きにしたり、
間仕切りとして使ったりもします。
中敷きにすれば、焦げやこびりつきが
なくなるので、メスティンを汚さずにすみます。
間仕切りとして使えば、炊飯とおかずを
同時に調理することも可能です。
下の写真は親子丼と天津飯。
どちらもメスティン折りを間仕切りにして
ごはんとおかずを同時に仕上げました。
同時調理なら時間も燃料も節約できるね。
でも、ちょっと面倒くさい感じもしますよね～？
私も初めはそう思っていました！
ところが、これがやってみると意外に簡単です！
作り方さえ覚えれば、毎回、メスティンに
ピッタリとフィットする大きさに作れます。
「急がば回れ」と言いますから、
最初だけは頑張ってみてください。
まずは型紙作りから
えっ！？型紙まで必要なの？……
やっぱり面倒くさいんじゃ！？
いやいや大丈夫です。
型紙があれば、いつでもすぐに折り始められ、
繰り返し使うこともできます。
私は下の写真のように100円ショップの
工作用紙で作りました。
厚紙なので、これなら耐久性もバッチリです。
なんならパウチしておいても。
用意するのは工作用紙と定規、カッター……
カッターマットもあると便利です。
ここで「型紙を作るのはいいけど、
サイズはどうするんだ問題」が発生します。
お答えします。手持ちのメスティンのサイズを
計ってみましょう。
ちなみに私のメスティンはダイソー製の1.5合サイズです。
写真の下側のメスティンが1.5合サイズです。
メスティンは角が丸いので、ピッタリ同じ大きさで作ってしまうと入れづらくなります。
底面のサイズを実寸より小さめに作るのが
ポイントです。
私は幅16cm⇒15cm、奥行き9.5cm⇒8cm、
高さは6cmのままにしました。
5cmにしても良かったのですが、適当に
折り込めばいいので、問題なく使えます。
上の図は私が作った1.5合サイズの型紙見本で、
ヨコ幅30cm、タテ幅20cmとしました。
ぜひ、上の見本を参考に、合うサイズの型紙を作ってみてくださいね。
クッキングシートを折る
型紙ができたらいよいよ「メスティン折り」を作ります。
まずは型紙を用意し、クッキングシートを
同じ大きさにカットしましょう。
（先ほどの見本は横幅が30cmなので、
30cm幅のクッキングシートを使うのがオススメ。）
カットしたクッキングシートを型紙の上に
重ねてスタート。
1.両端からタテ線（ブルーのライン）で内側へ折ります。
下の写真のような形になります。
2.次は上下からヨコ線（赤のライン）を
折ります。
底面の大きさになりました。
3.ここで一度、2.で折った上下の線を開き、
用紙を横長に置きます。
ここからが山場だよ～。
ここさえ乗り切ればゴールはすぐ目の前だ～。
4.写真の点線部分を一度内側に折ってしっかりとクセをつけます。
そして、左側のピラピラした部分に指を入れて開きます！
5.逆向きの三角形になりました。
上にはみ出た部分がメスティン折りの持ち手になります。
6.この要領で4隅、すべてを三角形に開きます。
7.持ち手を取って矢印の方向に引っ張れば
出来上がりです！
もうちょっとサクっと作りたい時
型紙から作ってきっちり折る方法を
ご紹介しましたが、やはり手間に感じる人も
いるのでは？
もうちょっと簡単に作れないの～！？」
と思っているアナタのために。
二つの方法をご紹介しておきます。
一つめはアルミホイルで作る方法です。
ざっくりと大きさを見積もったアルミホイルを
メスティンの上からかぶせていきます。
だいたいの形がついたら、破かないように
一度外し、そっとメスティンの中へ入れます。
そのまま、形に沿わせてアルミホイルを密着
させれば出来上がり。
余った部分は切ってもいいし、
くしゃくしゃと中へ折り込んでもＯＫです。
同様にクッキングシートでも
ざっくり作れる方法があります。
市販のクッキングシートは30cm幅が多い
ので、この30cmをヨコ幅として使い、
あとはメスティンにくるっと巻き付けてタテ幅を決めます。
巻き付けたら、ヨコ（長い方）の下線を添わせてしっかりと折り目をつけます。
次はタテ（短辺）です。
こちらもピタッと押し付けるようにして
添わせると左右の角が余って浮いてくるので、
ここを三角形になるように谷折りします。
きっちりとした三角形にならなくても
大丈夫です。
左右のとんがり部分を内側に折り、反対側も
同じようにして折ると、クッキングシートは船のような形に。
とんがり部分を内側に折り込みながら
メスティンの中に入れ、形をなじませます。
上にはみ出した部分は角でメスティンの
高さに合わせて破き、中へ折り込みます。
折って作る時のように、かっちりとした形
には仕上がりませんが、中に入れれば大丈夫。
ちゃんと役目を果たしてくれます。
まとめ
以上、メスティン折りの作り方を3通り
ご紹介しました。
私はいつも、型紙の上で折る方法で作っています。
結局これが一番手早くきれいに
作れるんですよ～。
時間のある時にまとめて作っておけば、
すぐに使えるし、キッチリと折りたためるので
写真のようにメスティンの中に収納しておくこともできます。
これも大きなメリットです。
アルミホイルは、手軽に作れますが、
意外に破けやすいので、気を付けて作業しましょう。
また、塩分や酸に弱いので、メニューによって使い分けるのがおススメです。
クッキングシートを巻き付けて折り込む
方法は、慣れないと難しいかもしれません。
クッキングシートは表面がツルツルしていて、すべりやすいからです。
短辺を押さえながら三角に折り込む時に、
長辺側をクリップなどで留めておくと効率が
アップします。
この3通りを知っていれば、かなり役立つと思います。
ぜひ、それぞれのやり方で試してみてくださいね。
メスティンを今から始めたくなった人は、こちらも参考に～。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。アルミ製の飯ごう、メスティンを愛用している管理人「えつ」です。
今回はメスティン調理の必須アイテム「メスティン折り」について解説します。図や写真でわかりやすく紹介していますので、作り方で失敗したくない人はぜひ参考にしてください～。