「ヨシタケシンスケ展かもしれない」in 神奈川
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は全国を巡回中です。
現在、開催中の神奈川会場は9月2日(月)まで。
まずは開催情報からご紹介しましょう。
そごう横浜店6階「そごう美術館」で開催中
会期:2024年7月23日(火)~9月2日(月)
会場:そごう美術館 (そごう横浜店 6階)
開館時間:午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
入館料:一般1400円 高大生1200円 中学生以下は無料 いずれも税込み価格
※公式オンラインチケット「e-tix」で購入すると200円お得になります。
ヨシタケシンスケさんについて
ヨシタケシンスケさんの絵本デビュー作は「りんごかもしれない」(2013年)です。
この絵本で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞を始め
多くの賞を受賞をされました。
絵本の出版以前はイラストレーター、造形作家としても活躍されていました。
さらに詳しいヨシタケシンスケさんの情報はこちらから ヨシタケシンスケ公式web
デビュー当時から「かもしれない」って思っていたんだね。
ということは「かもしれない」がヨシタケさんの原点?……かもしれない。
そんな「かもしれない」を探るべく、いざ会場へ。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の見どころ
会場内は小さなお子さんから大人まで、幅広い年齢層の方でいっぱいでした。
手作り感あふれる作品たちが来場者を出迎えてくれます。
不思議な造形作品たち
学生時代に制作された立体作品や、ちょっと不思議なオブジェたち。
絵本に登場するキャラクターやナゾの観音様まで出現します。
「ああ、なるほど。」じゃなくて「え?これは何?」
と思わず二度見してしまう不思議な作品でいっぱいでした。
「なんだろう?」そのまま通り過ぎる作品あり、クスッと笑える作品あり。
昔なつかしい?顔出しパネルも登場しました。
ちびっ子たちに大ウケしていた顔出しパネルです。
「つまんないかおでしゃしんをとろう!」と書いてあります。
仏頂面のみなさんと一緒に、「はい、わらわないで~」カシャ。
ヨシタケさんのネタ帳!?
システム手帳に描かれたスケッチが壁一面に展示されたコーナーも。
ヨシタケさんは常に手帳を持ち歩き、気付いたことをその場でメモ描きされています。
どうでもいいささいなことに気が付いて「どうでもいいなあ」と
ホレボレしながらメモ帳に描きとめている時、私はニヤニヤしています。
ヨシタケシンスケ展かもしれない「わたしとメモ帳」より
なるほど。
他人から見れば「どうでもいいこと」が「自分にとっては大事なこと」だったりします。
それを見逃さずにメモしておく貴重なネタ帳なんですね。
「どうでもいいささいなこと」を忘れない。
これがヨシタケさんの発想の原点にあるようです。
「かもしれない」の世界観
絵本デビュー作「りんごかもしれない」の原画を始め、アイディアスケッチなども多数展示がありました。
日々描かれたメモ帳から、さらに具体的なアイディアが生まれ出てくるのでしょうか。
「1つの現実」に対しての感じ方や見方は人それぞれです。
あなたが思うなら、そうかもしれない。
でも他の人はそう思わないかもしれない。
ヨシタケさんの「かもしれない」は固定概念を手放し自由になるための言葉。
ゆとりを残し、豊かな発想をするための言葉……かもしれないですね。
会場の出口に、こんなかわいいお見送りも。
確かに、思い出に残る展覧会でした。
いつもの自分とは違う視点をもらえたように思います。
グッズショップで見つけたお気に入り
会場を出ると、そこはお約束のグッズショップのコーナーです。
ショップ内、ヨシタケファンの熱量はさらにヒートアップしていました。
限定グッズをはじめ、雑貨、衣類、文房具と数多くの品ぞろえです。
中でも私のイチオシは?
ひと目で気に入った、ぽち袋をご紹介します。
ただのぽち袋ではない……かもしれない。(笑)
アヤシ気に、もみ手をするおっちゃんのイラスト。
「例の件のアレになります。」だなんて、今日もどこかで誰かが言ってそうなセリフです。
3種類のイラストとコメントがそれぞれに楽しいぽち袋です。
どんな時に使おうか、考えるだけでニヤニヤしてしまいます。
レジに並ぶ長蛇の列に一瞬くじけそうになりましたが、なんとかゲットしました。
まとめ
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は現在、神奈川県横浜市で開催中です。
神奈川の次は沖縄、岡山と巡回します。
神奈川はそごう美術館で2024年9月2日(月)までの開催予定です。
まだまだゆっくり楽しめますよ~。
夏休み中、ファミリーでのお出かけにもオススメです。
個性的な立体作品や絵本の原画など、子どもから大人まで一緒に楽しめる内容です。
私は会場のショップでこの絵本を購入しました。
「あつかったら ぬげばいい」
「あつかったら」「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」
それぞれに楽しい答えが返ってきます。
「ちょっと肩の力を抜いてみて。」
「こんな考え方もあるけど。」
そんなヨシタケさんからのメッセージを感じる一冊です。
こんにちは。管理人「えつ」です。
絵本作家、ヨシタケシンスケさんの展覧会が神奈川県で開催されています。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」というタイトルです。
これはちょっと面白い……かもしれない!?
2024年9月2日まで開催予定の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」をレポートします。