1.漢字が書けない、思い出せない!
最近、手書きだと書けなかったり思い出せない漢字が増えてきました!
考えられる原因が2つあります。
その(1) 退化
デジタル入力⇒変換を繰り返していることで「読めるけど書けない現象」が激増。
難しい漢字だけじゃありません。小学校3~4年で習う漢字だったりすることも。
そうです。便利に頼ることを続けた結果、退化したからです。
「やらなくなる」は「やれなくなる」に変化しますからね~。
その(2) 老化
管理人「えつ」は老眼による視力の低下が止まりません。
人間は生きていくのに必要な情報の8割を目から得ているとか。
見えないモノが増えることで外からの情報、刺激は減少します。
これが老化や物忘れにもつながるんじゃないでしょうか。
最近、この言葉が妙に腑に落ちるようになってきました。
あ~、もともと書けませんでしたけどね。(笑)
2.デジタルでは伝わりにくいもの
デジタルでは「伝わりにくいもの」って何でしょう?
「手書きだからこそ伝わるもの」って?
それは…
はい。私は「気」だと思います。
あえて「気持ち」ではなく「気」と表現します。
「気持ち」=「心の動き」を含めた「その人の持つエネルギーや勢い」
あるいは、そのエネルギーが流れていく方向性…です。
「手書き」と言えば「書道」が思い浮かびます。
文字の内容や形の美しさ…も見どころではありますが、私は書き手の「気の流れ」を
墨で表現する芸術だと思っています。
デジタルで筆字入力もできますが…基本、何回でも同じものに仕上がります。
「今、この瞬間!」にかける集中力、気迫は手書きにしかないものですよね。
書き手それぞれの個性が現れるのも手書きならでは。
3.脳と「手書き」
「手書き」の効果は他にもあります。
「手書きをすることが記憶の定着には有利に働く」
「退化+老化」で漢字を忘れている私には、重要ポイントですね~。
確かに。
学生だった頃、漢字や英単語のつづり…その他もろもろの
覚えなければいけないモノたちは何度も手書きした記憶があります。
頭で覚えるというよりは手で覚えていたような…?
実際にデジタルツールでメモを取るのと手書きで取る場合では、知識の吸収力
に違いが出るとか。
プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究でもこの事が
科学的に証明されたそうです。「ペンはキーボードよりも強力」
また、脳科学の分野からアプローチすると、書いた文字や筆跡には脳の衰えが
現れるそうです!
「バランスよく丁寧に文字を書こう」という意識を持って書くことが大切で
で認知症の予防効果もあるとか。手書き文字に現れる認知症のサイン
4.手書きのアウトプットを増やす努力
そんなわけで、この頃では意識して
「ていねいな手書き」でのアウトプットを心掛けています。
日記の手書きは5年目です。
3年日記からの…5年日記に移行しました。
え、5年日記の方が書くスペース小さいから
アウトプット、減ってるよ~。
そうなんですけど。(笑)
まぁ、5年日記も1日-5行分のスペースはありますから。
継続のために、ハードル低めで。
過去の同じ日に何をしていたかがわかるので、2年目からちょっと楽しくなりますよ。
スケジュール帳の予定もなるべく詳しく丁寧に。
(トシと共に書き殴るクセがついてきているような…)
その日1日の予定、「To do List」も朝いちばんに手書きで作ります。
料理やオンライン講座での体験も、忘れないうちに図や挿し絵を入れながら
アナログにまとめ直しています。
手書きする作業の中で、頭の整理を一緒にしている感じですね。
脳に定着してるといいんですが。
5.手間はかかるけど…
世の中、どんどん便利になっています。
車も自動運転になる日は近い?
そしてついに「何もしなくていい世界」の到来?
何もしなくていい世界って、楽しいのかなぁ…?
便利な生活は、つい手放せなくなりますが、日本の文化って「手間ひまかける」
ことが前提だったりしますからねぇ。
「面倒くさい」「手間がかかる」という視点だけで進んで行くと、自国の文化を
失いかねませんねぇ。
とりあえず、豊かな表現を失わないために…
退化と老化のスピードを緩やかにするためにも…?
面倒な事も手放さず生活していきますか。
漢字も少しトレーニングしようかなぁ。
こんな字も書いちゃったりして…? 一文字で84画あるんだとか。
たまには脳の刺激になりますかねぇ。
最後までお付き合いを、ありがとうございました。
こんにちは。「まな♪まな」管理人「えつ」です。
ふと気が付けば、この10年間ほどで文字を手書きする機会って
激減していませんか?
パソコンやスマホで入力する方が、簡単だし効率的ですよね。
世の中、いつの間にやら「総-入力時代」に突入?
手書きするメリットについて考えてみました。