防災ではなくインフレ対策の食料備蓄

インフレ食料対策アイキャッチ
えつ

こんにちは「えつ」です。この頃は買い物をするたびに支払額にびっくり。
財布に諭吉サマを入れておいても、あっという間に旅立って行かれます。
このジワジワ値上げはいつまで続くんでしょう?
今回はインフレ対策の食料備蓄について調べてみました。

1.インフレが止まらない?

そもそも買い物しづらくなってきたのはいつ頃だったんでしょう?

なすのごとく

物価高の前に消費税率が10%になった頃?

確かに。2019年(令和元年)10月から消費税率が8%から10%に。
8%もすでにしんどかったのに。けっこうダメージありました。
このダメージを背負いつつコロナ禍(2020年~)に突入。

コロナ禍での物流問題、異常気象による農作物の不作、円安…
2022年からはウクライナ侵攻による影響も。
いくつもの要因が重なり合っての物価上昇なんですね。

物価高騰の理由

生活インフラの値上げ、食料品の値上げは深刻です。
だって…

現在のインフレ状況

好景気でもないのに物価は今も上昇中。
昨日まで120円だったおにぎりが今日からは150円?
これは「お金の価値が目減りしている」のと同じこと。

えつ

それは困る~。これ以上ひどくなって
ハイパーインフレになったらどうすりゃいいの!?

ハイパーインフレ
過度にインフレが進むこと。日本でも戦後1945~1949年の間に
物価が70倍になるというハイパーインフレが起きました。

2.防災対策とインフレ対策の違い

防災対策とインフレ対策。
食料備蓄の仕方に違いはあるのでしょうか?

なすのごとく

「備蓄」なら災害用の非常食があるよ~。
サバの缶詰とか、レトルトカレー!

非常食は「災害」や「非常事態」を想定しているので基本は短期間への備えです。
断水、停電なども想定しつつ、一週間程度をなんとか乗り切るための備蓄です。
避難することを考えると持ち歩きやすさも大切なポイントに。

防災用備蓄

ちなみに「非常食の買い置き」オススメ記事はこちらです。
よろしければこちらの記事もお読みくださいね。

非常食アイキャッチ

一方でインフレ対策の備蓄は「価値が下がり続けるお金をモノに替えておく
これが基本の考え方です。

インフレ=お金よりモノの価値が上がることで「入手が困難になる」
「お金はあってもモノが買えない」という状況にもなってきます。

ですから「日常的に消費するものを多く備蓄」しておくこと。
これがインフレ対策の備蓄です。
例えれば長期戦を覚悟した籠城のような感じ?

そんなわけで…
①日常的に消費している食品。
②長期保存しても劣化しない食品。
③多く備蓄しても必ず消費できる食品。

こんな点を目安に備蓄する事をオススメします。

備蓄品の例

3.備蓄するモノは?

えつ

じゃあ、何から備蓄しようかな?

まずはお米を備蓄しましょう。
常温で長期保存すると劣化は避けられないので、私は真空パックの玄米
保存することにしました。

日本でお米が不足することはない…?とは限りませんよ。
不作の年もありますし、肥料は海外からの輸入頼みです。
今以上の価格高騰や輸入制限になればコメの生産量は激減します。

我が家は玄米を食べたがらない人ばかり(笑)なので精米機も購入しました。
精米度合いも選べてラクチンです。


長期保存=消費期限が無いとされる、以下のモノも備蓄向きです。
塩,砂糖,ハチミツ,梅干し,乾物類、酒類

消費期限」(または賞味期限)は表示することが法律で決められていますが、
これらの食品は未開封で保存状態(湿気や高温など)が良ければ表示された
期限よりも長く使うことができます。

厚生労働省「食品の期限表示について」

昆布は出汁を取ったり煮込んでおかずにしたり…
健康効果も大いに期待できますから備蓄の優等生ですね。
常温で長期保存ができる乾物類、要チェックです。

常温で長期保存できる食品

くれぐれも保存状態には気を付けながら管理しましょう。
期限を見ながら消費する「ローリングストック」を心掛けてください。

4.やっぱりあるのか「預金封鎖」

備蓄に関してはこんな本も参考に。
「貧乏人のための預金封鎖対策」 
 薄暮(はくぼ)ゆうじ

預金封鎖」を想定した内容ですが、ハイパーインフレが「預金封鎖」へとつながるので
インフレ対策と同じことです。

預金封鎖
銀行預金などの金融資産の引き出しが制限、または禁止されること。
日本では戦後のハイパーインフレ抑制のため、1946年に実施された。

「預金封鎖」についてはこちらの過去記事もご参考に。

経済本アイキャッチ

この本では予算別(10万、100万、300万)で対策が示されている点が
わかりやすいです。
著者のイチオシ備蓄食料が「塩」と「砂糖」でした。

どちらも生活必需品であり消費期限がありません。
前倒しで多めに購入、備蓄しておくメリットが示されていました。

ハイパーインフレになれば入手困難になり
多めに備蓄しておくことで消費する以外に「物々交換」の材料にもなると。

具体的なアイディアが示された本で、備蓄のヒントを得られる一冊でした。
興味のある方はぜひご一読を。(kindle版)

5.まとめ

今回は「インフレ対策としての食料備蓄」をご紹介しました。

ハイパーインフレ」や「預金封鎖」…もちろん、なって欲しくありません!

けれどもインフレが長引いている上に、社会情勢も改善する見込みがないとなると…
のんびりとしてはいられず、少しでもダメージを減らしたいところ。

えつ

お金の価値が下がる前に価値の下がらないモノに替えておく!

これをベースに無理なくできる範囲で準備しておきましょう。

なすのごとく

しかし、備蓄するのって「備蓄するためのスペース」も必要なんだよね。

そうなんですよ。備蓄のおかげでだいぶ押入れの整理がつきました。
備蓄の前に掃除と片付け
まだまだ忙しい秋になりそうです。

えつ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。