1.インフレが止まらない?
そもそも買い物しづらくなってきたのはいつ頃だったんでしょう?
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/16059eb55cfe9591047fea90f02f41f7-e1628852712532.png)
物価高の前に消費税率が10%になった頃?
確かに。2019年(令和元年)10月から消費税率が8%から10%に。
8%もすでにしんどかったのに。けっこうダメージありました。
このダメージを背負いつつコロナ禍(2020年~)に突入。
コロナ禍での物流問題、異常気象による農作物の不作、円安…
2022年からはウクライナ侵攻による影響も。
いくつもの要因が重なり合っての物価上昇なんですね。
![物価高騰の理由](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/09/7156207a7aff05b41834110b77ac661f.png)
生活インフラの値上げ、食料品の値上げは深刻です。
だって…
![現在のインフレ状況](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/09/2702f20b246ccd2e34b48baf35445a4f.png)
好景気でもないのに物価は今も上昇中。
昨日まで120円だったおにぎりが今日からは150円?
これは「お金の価値が目減りしている」のと同じこと。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/22fb17e43b0094fce04ebed529651819-e1628852852691.png)
それは困る~。これ以上ひどくなって
ハイパーインフレになったらどうすりゃいいの!?
ハイパーインフレ
過度にインフレが進むこと。日本でも戦後1945~1949年の間に
物価が70倍になるというハイパーインフレが起きました。
2.防災対策とインフレ対策の違い
防災対策とインフレ対策。
食料備蓄の仕方に違いはあるのでしょうか?
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/079d216435fdbec44f5361aa86447dfa-e1628941670784.png)
「備蓄」なら災害用の非常食があるよ~。
サバの缶詰とか、レトルトカレー!
非常食は「災害」や「非常事態」を想定しているので基本は短期間への備えです。
断水、停電なども想定しつつ、一週間程度をなんとか乗り切るための備蓄です。
避難することを考えると持ち歩きやすさも大切なポイントに。
![防災用備蓄](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/09/f9a5ad24e047fa4ad6f7a1a9f598e439.png)
ちなみに「非常食の買い置き」オススメ記事はこちらです。
よろしければこちらの記事もお読みくださいね。
一方でインフレ対策の備蓄は「価値が下がり続けるお金をモノに替えておく」
これが基本の考え方です。
インフレ=お金よりモノの価値が上がることで「入手が困難になる」
「お金はあってもモノが買えない」という状況にもなってきます。
ですから「日常的に消費するものを多く備蓄」しておくこと。
これがインフレ対策の備蓄です。
例えれば長期戦を覚悟した籠城のような感じ?
そんなわけで…
①日常的に消費している食品。
②長期保存しても劣化しない食品。
③多く備蓄しても必ず消費できる食品。
こんな点を目安に備蓄する事をオススメします。
![備蓄品の例](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/09/e20bf07e3576aa58009cd2e61af64205.png)
3.備蓄するモノは?
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c9c138d40deb3683b56d9056a2976937-e1628852616654.png)
じゃあ、何から備蓄しようかな?
まずはお米を備蓄しましょう。
常温で長期保存すると劣化は避けられないので、私は真空パックの玄米を
保存することにしました。
日本でお米が不足することはない…?とは限りませんよ。
不作の年もありますし、肥料は海外からの輸入頼みです。
今以上の価格高騰や輸入制限になればコメの生産量は激減します。
我が家は玄米を食べたがらない人ばかり(笑)なので精米機も購入しました。
精米度合いも選べてラクチンです。
長期保存=消費期限が無いとされる、以下のモノも備蓄向きです。
塩,砂糖,ハチミツ,梅干し,乾物類、酒類
「消費期限」(または賞味期限)は表示することが法律で決められていますが、
これらの食品は未開封で保存状態(湿気や高温など)が良ければ表示された
期限よりも長く使うことができます。
昆布は出汁を取ったり煮込んでおかずにしたり…
健康効果も大いに期待できますから備蓄の優等生ですね。
常温で長期保存ができる乾物類、要チェックです。
![常温で長期保存できる食品](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2023/09/424c36318e8a9f954399db7d6398953d.png)
くれぐれも保存状態には気を付けながら管理しましょう。
期限を見ながら消費する「ローリングストック」を心掛けてください。
4.やっぱりあるのか「預金封鎖」
備蓄に関してはこんな本も参考に。
「貧乏人のための預金封鎖対策」
薄暮(はくぼ)ゆうじ
「預金封鎖」を想定した内容ですが、ハイパーインフレが「預金封鎖」へとつながるので
インフレ対策と同じことです。
預金封鎖
銀行預金などの金融資産の引き出しが制限、または禁止されること。
日本では戦後のハイパーインフレ抑制のため、1946年に実施された。
「預金封鎖」についてはこちらの過去記事もご参考に。
この本では予算別(10万、100万、300万)で対策が示されている点が
わかりやすいです。
著者のイチオシ備蓄食料が「塩」と「砂糖」でした。
どちらも生活必需品であり消費期限がありません。
前倒しで多めに購入、備蓄しておくメリットが示されていました。
ハイパーインフレになれば入手困難になり
多めに備蓄しておくことで消費する以外に「物々交換」の材料にもなると。
具体的なアイディアが示された本で、備蓄のヒントを得られる一冊でした。
興味のある方はぜひご一読を。(kindle版)
5.まとめ
今回は「インフレ対策としての食料備蓄」をご紹介しました。
「ハイパーインフレ」や「預金封鎖」…もちろん、なって欲しくありません!
けれどもインフレが長引いている上に、社会情勢も改善する見込みがないとなると…
のんびりとしてはいられず、少しでもダメージを減らしたいところ。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/22fb17e43b0094fce04ebed529651819-e1628852852691.png)
お金の価値が下がる前に価値の下がらないモノに替えておく!
これをベースに無理なくできる範囲で準備しておきましょう。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/e1185619dd877460472ee62a4ae25cff-e1628659824379.png)
しかし、備蓄するのって「備蓄するためのスペース」も必要なんだよね。
そうなんですよ。備蓄のおかげでだいぶ押入れの整理がつきました。
「備蓄の前に掃除と片付け」
まだまだ忙しい秋になりそうです。
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/04/460978e4f89e9dbce694576b14b8399f.png)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは「えつ」です。この頃は買い物をするたびに支払額にびっくり。
財布に諭吉サマを入れておいても、あっという間に旅立って行かれます。
このジワジワ値上げはいつまで続くんでしょう?
今回はインフレ対策の食料備蓄について調べてみました。