81歳でアプリを開発した若宮正子さんのこと

若宮正子さんアイキャッチ
えつ

こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
CM等で前から気になっていた若宮正子さんの著書を読んでみました。
81歳で「hinadan(ひなだん)」というアプリを開発された女性です。
アプリや本について、また彼女の人生哲学をご紹介します。

1.「hinadan(ひなだん)」とは?

hinadan(ひなだん)」は若宮正子さんが81歳で開発したゲームアプリです。
その名の通り、お雛さまを正しい場所に飾ろう…というシンプルで楽しい内容。
インストールは無料です。こんなアイコンですよ。

ひなだんアプリアイコン

このアプリ、開くと遊び方を説明するアナウンスが始まります。
ゆっくりとした語りで…
「♪どないぞ たのしんで あそんでたもれ~」と
まったり感たっぷり。癒しのhinadanワールドへ誘われます。


「次へ」をタップするとゲーム画面(右側)へ。

ひなだんアプリ詳細

こんな風にお雛様を1人ずつ、指でタップして配置していきます。
正しい位置だと「正解です」という文字と鼓(つづみ)の音が「ぽんっ!」
逆に間違えるとブザーの音と共に「間違いです」の文字。

このブザーの音が、今までの優雅さとは打って変わって「ブー!」と
激しめに鳴るのがまた笑えます。

彼女がこのアプリを作ったきっかけは、
「シニアが簡単に遊べるゲームアプリが無かった」から。
そこで「無いなら自分で作っちゃえ!」と実践。
その行動力には驚かされますよね。

この楽しいアプリ、Apple社のティム・クックCEO(最高経営責任者)からも
絶賛され、彼女はアメリカで開かれた「世界開発者会議2017」に招かれました。

2.若宮正子さんのこと

こんな行動力のある若宮さんは1935年(昭和10年)の生まれです。
勤務していた都市銀行を退職された60歳を過ぎてからパソコンの勉強を
始められたとか。しかも独学。
これまたビックリ。

えつ

ウチの父も昭和10年生まれだけど、スマホでさえ無理~。
でも年齢で「できない」と決めつけることは無いんだなぁ~。

プログラマーになるという目標があったわけではなく、
「1つアプリを作ってみよう」と思ったのが動機だったそうです。


自分の興味や好奇心を大切にしてコツコツと…
いや、ワクワクして時間を積み重ねてきたことが大きな成果に
つながったんですね。


87歳の今でも、「有り余っているもの:好奇心」「欲しいもの:時間」
だそうです。とってもパワフル。

好奇心を追いかけ続けよう

3.「60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。」

若宮さんの著書は何冊かありますが、私が読んだ本をご紹介します。
「60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。」

60歳に向かいつつある私としては「未来に希望の持てる本」です。(笑)

世の中で「常識とされていること」にとらわれ過ぎない彼女の生き方が
見えて来ます。
固定概念や思い込みはいったん外して「違うものさし」も使ってみようよ。
そんなメッセージにあふれている内容です。

「60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。」

第1章 心も体も元気でいるには
第2章 毎日ワクワク過ごすには
第3章 82年間の人生で学んだこと
第4章 やっぱり人生はおもしろい!

年齢を重ねることは肉体的に衰えていくことでもあり、どうしてもネガティブな
イメージを持ってしまいがちですよね。
でも「人にはそのステージにならないと分からないことがたくさんある」
と彼女は言います。
人生経験を積んだからこそ「違うものさし」も持てるというわけです。

歳を取れば取るほど、人の意見を並べるよりも、自分の感性に従った
意見を持つことがどれほど尊いか、分かるようになります。
老いる事を嘆く前にその歳にならないと分からないステージを謳歌
してみませんか?

「60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。」若宮正子

4.バッターボックスに立つ87歳

若宮さんの本を読んでみようと思ったのは、ACジャパンのテレビCMを見てからです。
覚えていますか、このセリフ?

とにかくバッターボックスに立ってバットを振ってみようと思ったんです。
そしたら当たっちゃったんですよ。
ほんとに人生はわかりませんね。
だから、自分の未来にフタをしちゃいけないと思いますね。

ACジャパン

ACジャパンのCMって、ハッキリ言ってどれでも共感できるわけでは
無いんですが。(笑)


彼女がCMでこのセリフを飄々と語るのを見て…
素直に「あら、かわいい人。」と思ったんですよね。


前向きであっても「あんたもがんばりなさいよ!」みたいな
と押し付け感はありません。彼女の人柄なんでしょうね。
「みんな違って、みんないい」の世界観です。

「バッターボックスに立たなきゃ三振もできない」と言う若宮さん。
こんな風に楽しんで歳を取れたらいいな…と思います。

5.まとめ

  • 若宮正子さんは現在87歳。(2022年)
    60歳を過ぎてから独学でパソコンを学び、81歳でアプリ「hinadan」
    を開発しました。
    このアプリがApple社のCEOティム・クック氏の目にとまり、
    「世界最高齢のプログラマー」と絶賛されました。
  • 彼女が開発した「hinadan(ひなだん)」は幅広い年齢の人に
    楽しめるように作られたお雛様を飾りつけるアプリです。
  • 彼女の著書「60歳を過ぎると、人生はどんどんおもしろくなります。」
    は自分の好奇心を大切にしながら新しいことにチャレンジしていく
    人生哲学を知ることができます。
えつ

いつも「わくわく」を追いかけ続ける若宮正子さんの本、
是非、読んでみてくださいね~。