1.種まきから発芽まで
知人から分けていただいたトウガラシの種。
もちろん私は育てたことがありません。
うわ、ちっちゃ!これホントに芽が出るのかなぁ?
料理で使う時はいつも赤い外側の部分だけ。
種は辛いですからねぇ。
この小さい種を「ほんの軽い気持ち」で植木鉢にまいてみました。
これが5月の半ば。
10日ほど経ち…こんなチビチビな芽を発見しました。
こんなに小さい種ですから、芽も小さいんですね。ちょっと感動。
1週間程度でこんなに成長。他の種からも発芽しています。
伸びしろしかないってステキ…!?
トウガラシの栽培は、通常2月~5月が種まき、収穫時期は6月~11月です。
この状態で、すでに6月。ちょっと遅れ気味だけど…
まぁ、なんとかなるんじゃないかなぁ。
いつもながらの「お気楽ファーマー」です。
2.育苗には意外に時間がかかる!
少し大きくなったら畑に地植えしようと思っていたものの、この後が…
全然、大きくなりませんでした。(笑)
間引きをしながら様子を見ていましたが、まぁ~大きくならない。
毎日、同じ景色…!?…なぜ?
ううん。伸びしろだらけと思ったのにぃ。
植木鉢じゃ狭すぎるのかな?
今から考えると肥料も足りなかったのかもしれません。
ただ、通常通りでも育苗には2か月程度はかかるようです。
あまり焦らなくても大丈夫だと思います。
8月1日、やっと植木鉢から畑に引っ越しです。
まだまだチビっ子でひ弱な感じ。
最終的に地植えをしたのは3本になりました。
3.花が咲いて美しい実が
ここから1か月。彼らは夏の日射しを浴びてグングン成長しました。
トウガラシの生育に適した温度は20~30度です。
パワー全開で別人?のように成長。
茎も太くなり、葉っぱも立派になりました。
かわいい白い花が咲き、虫たちもずいぶん訪問してくれていました。
おかげで花が茶色く枯れ始める頃、小さな緑色の実が現れます!
開花してから10日ぐらいのタイミングでしょうか。
矢印の先にあるのが出来立ての小さい実です!
さらに実は成長し続け、かっこいいツヤツヤな姿に変身。
く~、このカーブといい、色ツヤといい…かっこいいわぁ。
自然の作り出す造形はすばらしいっ~。
4.美しく変化する実の色
さて、ここで問題です。
トウガラシの青い(緑色)実と赤い実は、何が違うんでしょう?
実は今まで深く考えたこともなく…
青い実を収穫して干すと赤くなるのかな…?なんて思っていました。
実はこのパターンもアリなのですが…
トウガラシは完熟すると赤くなり始めます!
そう言えば「万願寺トウガラシ」も収穫し損なった実は
勝手に赤くなってたっけ~。
「自然に赤くなるまで待っていればいいか…」
なんて思っていましたが…
これが全然赤くならない!
どうやらのんびりモードで育てていたせいか
「寒さ問題」が発生したみたいです。
日照時間も冬になり、少なくなってきました。
そんなわけで再度のお引越しを決行。
プランターに移して日当たりのいい場所へ。
少しずつ赤くなってきました。
色とりどりのトウガラシに毎日感動します。
緑からの~…黄色、オレンジ、朱色、真紅…
紅葉みたいなグラデーションが「美し過ぎる!」
さらに赤い実が増えてきました。
見てください、この赤い色。
本当にハッとさせられるような深い赤です。
なんとか収穫にこぎつけました。
青いままの実も一緒に収穫して干してみようと思います。
(あ、もちろん青いままでも使えますよ~。)
収穫後に乾燥させたら
スライスにんにくと一緒にオリーブオイルに漬けてみよう!
5.まとめ
- トウガラシは2~5月の種まき、6~11月の収穫が一般的な目安です。
- 温かい環境を好みます。
生育温度は20~30度、陽当たりの良い場所に置くと元気に育ちます。 - 種から苗の状態にするまでには2か月程度かかります。
- 白くて小さな花が咲き、その後に実が成ります。
実は完熟すると赤く変化していきます。 - 収穫後は乾燥させ、ガラスビンなどで保存します。
なんとか収穫できて良かった~。
トウガラシは根が浅いのでプランターでも大丈夫。
きれいなので鑑賞用にもオススメです。
「トウガラシ・アート」を是非、味わってみてください!
「生七味」ってご存知ですか?赤唐辛子に徳島の柚子、サンショウ…
これからの季節は湯豆腐やうどんにおでん…大活躍してくれそうです。
こんにちは。お気楽ファーマーの「えつ」です。
トウガラシの種を5月末にまきました。マイペースでゆっくり
育てていましたが、11月末、やっと実が赤く色付いてきました。
見るたびに「きれいな色だなぁ」と感動しています。
今回は「トウガラシのんびり成長記録」におつきあいください。