お盆と言えば思い出す!きゅうりとなすの精霊馬(しょうりょううま)

お盆と精霊馬アイキャッチ
えつ

こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
お盆が来ると、いつも思い出す風景があります。
それは地元農家さんのお盆飾り。
きゅうりとなすで作った馬…精霊馬(しょうりょううま)です。
どんないわれがあるのか気になって調べてみました。

1.精霊馬ってなんでしょう?

精霊馬はお盆飾りの一種です。
この絵のように、きゅうりとなすで作られた…馬…!?
コレ、見たことがありますか?

精霊馬を見てひらめく

古来、日本ではお盆はご先祖様の霊がこの世に戻り、家族と一緒に過ごす
という考えがありました。

きゅうりやなすは送迎用…つまり「ご先祖様の乗り物」ということです。
面白いですよね。

まとめて「馬」とネーミングされていますが、実際には「馬」と「牛」を
表現しています。

馬(=きゅうり)はお迎え担当。
スピードが速いので、少しでも早くご先祖様に帰って来ていただくため。

牛(=なす)は歩くのがゆっくりなので、お帰り担当。
お供物を乗せてゆっくりお帰りいただきたいという願いがこめられています。

2.お盆飾りの起源は?

古くは平安時代、貴族の間でも似た風習があったものの、一般庶民に広まったのは
江戸時代からのようです。

お盆に関わるので仏教の行事…という気もしますが、神道にも同様に先祖を尊ぶ習慣
があり、融合された行事や文化として考えられています。

こちら、7月に近所のホームセンターで見つけたお盆飾り。
こんな風にして売られているんですね。知りませんでした。
意外に、まだポピュラーなんでしょうか?

お盆飾りの物品

左側が蓮の花飾り、右側のセットには小さな精霊馬たちも入っていますね。

下の絵は仏壇に飾られる時の一例です。
水や花、お供物などと一緒に精霊馬も飾られます。

お盆飾りの一例

なぜ、きゅうりやなすを飾り物として使ったのでしょうか?
この時期、ちょうど夏野菜も旬を迎える頃です。
収穫への感謝や秋に向けて豊作を祈願する意味合いが含まれていたと
考えられています。

3.子供の頃に見たアウトドア精霊馬

ところで、私が思い出す精霊馬の風景は仏壇(=室内用)ではありません。

なすのごとく

ちびっ子「えつ」が見ていた精霊馬はアウトドア仕様だったのだ。


えつ

自宅の周りは昔ながらの農家さんがたくさんあって、
皆さん家の前、道端に精霊馬を飾っていました。
つまり外にあったんですよ~。
初めて見た時、意味なく「コワイ!」と思った記憶がありますねぇ。

ざっと50年近くも前(!)のかすかな記憶を呼び起こしながら…
画像にしてみたのがこちら。

昔見た精霊馬の飾り方

こんな感じでフリーハンドに土で作った台に蓮花と精霊馬が飾られていました。
台の四方を囲むものがあったような気もしますが…


幼少時の記憶力が抜群の我が妹によれば、春雨みたいなものを背中に乗せている
馬や、きゅうりとなすの角切りが添えられているケースもあったとか。
それぞれの家庭で個性を出していたみたいです。

4.精霊馬からひらめいた「なすのごとく」

私の家ではお盆飾りをすることはありませんでした。
その事をつまらなく感じていたんでしょうか。
私はなぜか精霊馬モチーフのキャラクターを考え出しました。

なすのごとくときゅうりのごとく

はい。ブログでもお世話になっている「なすのごとく」です。
彼には「きゅうりのごとく」という相棒がいたのです。

たしか、この2人が登場するお話を書いては面白がっていました。
(トマトのごとくも登場させたと思います…)


子供にとって精霊馬の影響は大きかったんでしょうか。
なにか想像力をかきたてるパワーがあったのかもしれません。


いつしか、町内ではこの飾り物をするお宅はなくなってしまいました。
ローカル色満載の行事でしたが、こういった文化が失われていくのは
寂しい気もします。

5.まとめ

精霊馬の説明
えつ

ちょっと昔をなつかしんで精霊馬をご紹介しました。
意外に精霊馬の飾り物は人気があることがわかりました。
ネットショップでも色々なバージョンを見つけましたよ~。
「馬&牛コレクション」もお楽しみください。

まずは「ちりめん細工」

「ガラス細工」も涼し気でいいですね。

なんと「ろうそく」もありました!