こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
4月から酵母料理と発酵食の教室に通うことにしました。
初回、自家製酵母を使ったパン作りです。
そう言えば「パン」も発酵の仲間ですが、一度も挑戦したことが
なかったんですよね…
「自家製天然酵母で作るパン」って…どんなでしょ?
1.酵母料理のスペシャリスト相田百合子先生の講座
講師の相田百合子先生(食文化研究家)は酵母を使った料理、世界各地の
料理に精通された方です。
長年、お世話になっている「生活クラブ生協」のご縁で講座を
知りました。
さてさて、どんな先生にお目にかかれるのかな…
酵母料理って…?と期待しつつ一回目の講座に参加しました。
12時、先生お手製のランチをいただいてからのスタートです。
野菜も先生が畑で育てられたもので、それぞれが野菜の味を生かした優しい味付け。
4月なのに極寒だったこの日、玉ねぎとキノコのスープがおなかにじんわりと
しみわたりました~。
スープに入っていた玉ねぎは葉っぱ
も一緒に煮込んでありました。
葉付きは買える機会も少ないので
私は初めていただきました。
新玉ねぎの季節(3~5月)ならでは
の楽しみですね。
全粒粉のパンもしっとりとした噛み応えで、期待が高まります!
日々、丁寧な手仕事を実践されていらっしゃることを感じました。
2.自家製酵母とは?
ランチをいただきながら自家製酵母のお話をうかがいます。
ふと見ると、かたわらに、こんなビンが…
シュワシュワいってます。ハーブ酵母です。
ローズマリー、オレガノ、ローリエに水と少量の砂糖を加えてあります。
自家製酵母はリンゴ、ブドウなどから起こすことができます。
ここまでは何となく知っていたんですけど…
梅、トマト、すいか、生姜、酒粕やヨーグルト、ハチミツ…
百合子先生、あらゆるものから酵母を起こしてパン作りを!!
そんなことができるんだ!? びっくりしました~。
酵母をパン作りに使うのはもちろん、スコーンやパンケーキにも。
ドリンクやピクルス、料理の味付けなどに広く応用できるようです。
3.パンの名前は「ビューリ・ブロート」
この日は「ビューリ・ブロート」というパンを作りました。
起源はスイスの修道院。残って固くなったパンを無駄にしないため、生地の一部に
混ぜ込んで作る方法です。
少量ですがパン粉にして加えることで風味が増すので、一石二鳥?なんですね。
焼き上がりの写真がこちら。
酵母と粉と水で作るパン。全粒粉パンへのイメージが変わりました!
酸味が強くてかたい印象でしたがそんな事は無く、砂糖を入れないシンプルな味わい、
おいしさを感じます。
こんなパンが自分で焼けたらいいよねぇ~。
4.キッチンで作れる燻製(くんせい)作り
自宅キッチンでできる燻製作りも教えていただきました。
燻製というと、大きめの缶に桜チップを入れて…というイメージですが。
今回はすべて自宅や100円ショップでも揃えられる材料・道具で作りました。
しかも加熱時間は10分程度。豚肉、ゆで卵、笹かまぼこにたくわんも。
燻製にすることで味にコクが出るので、おつまみにも最適です。
魚介類や鶏ささみ、プロセスチーズもおいしいでしょうね。
5. 20年モノの小麦酵母
パン作りについてはまったくの初心者、いわば「更地(さらち)状態」の私ですが
先生が20年来、継ぎ足しながら使っていらっしゃる「パン種(ルヴァン)」を分けて
いただきました。
小麦粉と水を継ぎ足すことで使い続けることができるそうです。
まだ一人でパンを作ることはできないので、ピザ生地にしてみようかと思います。
新たな発酵ワールドに出会えました。
新しい知識が増えたり、できることが増えるのって
いくつになってもうれしいです。ちょっとずつ挑戦していきます。
相田百合子先生の著書を再度、ご紹介。
「自家製酵母でパンを焼く」、うっとりするほど憧れます!
私の発酵生活は甘酒と味噌どまりなのですが、えつさんのブログを頼りに少しづつ広げていきたいです。