お菓子缶にまつわる昭和の思い出
ヨワイ60の私がオコチャマだった昭和の時代。
その昔、よそ様からクッキー缶をいただいた時はテンション上がりまくりでした。
缶のフタを開けると、ぎっしり詰まったクッキーと甘い香り。
みたらし団子やたい焼きも大好きでしたが、それらとはまた違った世界観がありました。
昭和の子どもにとって、缶に入ったクッキーは憧れのオヤツだったのです。
さらにお菓子を食べ終わった後の缶も大切な宝物でした。
もっと言えば包み紙やリボンだって、ステキ過ぎて捨てられず大切にしまっていました。
同世代の方なら誰しもそんな心当たりがあるのでは?
とにかく見ているだけでも幸せになれるのがクッキー缶だったのです。
よく覚えているのが泉谷クッキー缶でしたね。
トキメキ第1号?懐かしいです。
最近はこんなカワイイねこちゃん缶も。
王道の推しキャラ缶
大人になってからもお菓子缶への思い入れは強い方でした。
缶マニアと言うほどではありませんが、缶が欲しくてお菓子を買うことも。
最近のお菓子缶はキャラクターとのコラボ商品も多く、ついつい「推しキャラ買い」をする機会も増えます。
そんな推しキャラ缶たちをご紹介しましょう。
ムーミン缶
知らないうちに増えていたのが、大好きなムーミンの缶。
中身も含め、数や種類がとにかく多いのがムーミン缶です。
これはムーミンハウスのお菓子缶です。
埼玉県飯能市にあるムーミンバレーパークで買いました。
丸缶、角缶が多い中、ハウス型というのはトキメキポイントが高め。
色合いが美しく、おなじみのキャラクターが数多く描かれているのもお気に入りです。
ムーミンに登場するニョロニョロたちが主役の缶もあります。
不思議な白い生き物で、いつも集団行動しているニョロニョロたち。
触れると感電してしまうというお話があったのを覚えています。
たしかバレンタインの時に自分買いして以来、ペンケースに。
上の2つもムーミン缶です。
それぞれクッキーが入っていました。
今では裁縫道具を入れたり、文房具入れとして使っています。
ムーミン缶はとにかく配色が美しく、センスも良いので
見つけるたびに欲しくなってしまいます。
こんなコーヒー缶もオシャレですね。
癒しのコジコジ缶
最近、お気に入りのキャラ缶がこちら。
さくらももこさんの漫画「コジコジ」が描かれています。
手のひらサイズで光り輝くカワイイ缶です。
海の仲間たちも描かれ、エンボス加工が施されています。
丁寧に作られた小さな宝箱、そんなイメージです。
フタを取ると、缶の中にはボートに乗るコジコジのイラスト。
こちらもほのぼのとしたイラストで、癒され感たっぷりです。
小さなチョコクランチが5つほど入っていますので、ちょっとしたギフトにもオススメです。
さくらももこファンなら手に入れたくなりますね。
まだまだある推しキャラ缶
調べてみたら、推しキャラ缶はまだまだありました…
リラックマにビータラビット、スヌーピー。
そして国宝「風神雷神図」も…!?
「風神雷神」までが推しキャラに…!?
いやいや、推しキャラと呼ぶには畏れ多い。
でも「お気に入りの絵画といつも一緒にいられる」のは幸せですよね。
缶の中は、神戸風月堂のゴーフルでした。
パリパリ食感の薄い生地にはさまれたクリームが上品なおいしさです。
何と言っても今の世の中、「推し活時代」です。
製菓業界にとっての推しキャラ缶は、
マーケティング戦略として必須なのかもしれません。
缶も中身も充実したお菓子缶を手に入れたいですね。
海外ブランド缶のレベルは高い
ここからは海外ブランドのお菓子缶をピックアップしましょう。
一言で言うと、海外ブランドのお菓子缶はかなりのハイレベルです!
中身もおいしいし、芸術的でステキな缶がたくさんありますよ~。
フォートナム&メイソン(イギリス)
まずはイギリスの「フォートナム&メイソン」からご紹介します。
イギリスのお土産にいただいたビスケット缶です。
(イギリスでは焼き菓子をクッキーではなく、ビスケットと呼びます。)
「フォートナム&メイソン」は1707年創業、イギリス王室御用達の有名老舗百貨店。
この缶はフォートナム&メイソン本店の建物を缶の形にしたオシャレなデザインです。
レンガ造りの壁や出窓など、クラシカルな雰囲気で、屋根にはイギリスの国旗、ユニオンフラッグも掲げられています。
さらに、実はこの缶にはまだ仕掛けがありました。
缶が上げ底なのに気付いたのは、
すべてを食べ終わってから。
なんと!底の部分にオルゴールが内蔵されていました。
缶の裏側にある、巻きねじを見てやっと気付きました。
オルゴール付きのお菓子缶は初めてです!
ねじを巻くと、ヘンデル作曲(1715年)
「水上の音楽」がゆったりと流れます。
優雅なティータイムのBGMにはピッタリですね。
「フォートナム&メイソン」はクラシカルな紅茶の円筒缶もステキです。
季節のギフトにもオススメな一品です。
チャーチル(イギリス)
こちらもイギリスのお菓子ブランド「チャーチル」のアート缶です。
まずは、かわいい電話ボックス型の缶をご覧ください!
ロンドンのシンボルとも言える、クラシックスタイルの電話ボックス。
携帯電話の普及で激減したものの、まだ残っている場所もあるそうです。
この電話ボックスを、すべての
方向から見てください~っ!
感動モノですよ~。
正面、側面と缶を回すと電話をかける少女の向きが変わります。
かわいいだけではなくリアリティも追求した、アート作品の様な缶です。
左から3つ目、背面側に見えるのはワンちゃんで、片足を上げて用を足しているのが笑えます。
これだけでも十分に満足できるステキな缶ですが、実は貯金箱にもなるスグレモノ。
写真のように、缶のフタにコインの投入口があります。
缶の高さは17cmほどありますから、かなりの金額を貯められそうです。
部屋やお店のディスプレイになり、貯金箱にもなる電話ボックス缶でした。
ちなみに缶の中にはトフィーという、キャラメルのようなお菓子が入っています。
これがとてもおいしいんです!…が…
歯のヨワイ人は注意しながら食べてください。(笑)
こちらの熱気球型の缶もオススメです。
電話ボックス同様、貯金箱になります。
中身はサクサク食感のチョコチップクッキーです。
おいしくて、ついつい手が伸びてしまいます。
チャーチルのお菓子缶は他にも郵便ポストやメリーゴーランドなど、楽しいモチーフの缶が多くあります。
お子さまがいるご家庭へのギフトにもオススメです。
ラ・トリニテーヌ(フランス)
最後にフランスの「ラ・トリニテーヌ」から、存在感たっぷりなアニマル柄のお菓子缶を
ご紹介します。
缶の径も高さも17cmほどあり、ボリュームたっぷりの缶です。
イラストはかわいい…というよりは、クラシカルで威厳すら感じます。
肖像画のような雰囲気!?
頭にクラウンをのせてジッとこちらを見つめるアニマルたち。
美しいブルーの缶と動物たちのイラストが不思議な存在感を醸し出します。
缶にはおいしいビスケットがたっぷりと入っています。
薄焼きのガレット、厚焼きのパレットと2種類のビスケットが10袋ずつ。
アートな缶とおいしいビスケットがたっぷり楽しめるアニマルバレル缶です。
動物好きな方への贈り物にも喜ばれるかもしれませんね。
アフターユース、あれこれ
ここからは食べた後の、アフターユースについてもいくつかご紹介しましょう。
お菓子缶は食べた後の使い道、アフターユースに悩むのがお楽しみの1つです。
平たく四角いタイプの缶は引き出しの仕切りとして使ったり、
手紙やはがきなどの保管をしたりするのに便利なサイズです。
鳩サブレーで有名な豊島屋さんは、ときどき期間限定で楽しい缶を発売します。
この時は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とコラボしたイラスト缶でした。
期間限定缶を楽しみにしているファンも多いようです。
少し高さのあるタイプの缶には、お菓子や紅茶のティーバッグを入れたりします。
缶は湿気を防ぐので、開封した後の乾物をしまうのにも便利です。
乾燥剤を一緒に入れておくと安心です。
下の写真のように缶とフタが蝶つがいで一体化している缶も機能的で便利です。
口紅やコスメの試供品だったり、ホチキスやクリップ。
裁縫道具やサプリメントの収納にも向いています。
電話ボックスの缶は部屋を飾りながらメラミンスポンジを収納。(笑)
お部屋のインテリアになりながら、小物の収納もできるのがいいですよね。
最後にネコ好きさんにオススメするのが
「DADACA ダダカ」のチョコレート缶「CACAOCAT」だよ。
ネコがモチーフの缶はお菓子缶の中でもダントツに多い印象があります。
それだけネコ好きさんが多いのでしょうか。
DADACAのお菓子缶はネコちゃんのイラストも種類も豊富です。
さらには売り上げの一部が保護猫活動のために寄付されます。
そんな応援買いもできるのが「CACAOCAT」です。
美しいフォルムやイラストがプレゼントに最適なお菓子缶。
おいしく食べて、食べた後にはディスプレイや収納にも使えます。
そんなカワイイお菓子缶の数々をご紹介しました。
ぜひ、お気に入りの缶を見つけてください。
そろそろ、またステキなお菓子缶たちが登場する季節がやって来ます。
ギフトに限らず、自分へのごほうびとしても是非、楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。カワイイお菓子の缶が大好きな管理人、「えつ」です。
今回は私の缶コレクションを振り返りつつ、ギフトにもオススメな、ステキな
お菓子缶をご紹介しようと思います。
昭和時代のクッキー缶の思い出と共にお読みください。