年の瀬におせち講座を楽しむ

おせち講座のアイキャッチ
えつ

2025年、あけましておめでとうございます。管理人「えつ」です。
お正月と言えばおせち料理です。
私は昨年末におせち料理の講座に参加し、いくつかは手作りしました。
今回は、この手作りおせち講座をレポートします。

近頃のおせち事情

管理人「えつ」の人生において
「おせちは買うもの」でした。
お雑煮は作っていましたが、あとは気分次第で煮しめなど1、2品を作る程度。

えつ

年に一度の特別な料理だし、重箱いっぱいに作るのは大変過ぎるぅ…と思っていました~。

おせちは買うもの?

今は「働く主婦」が多いこともあり、
「おせちを買う派」は増えています。

この物価高騰の中でも価格の高いモノから売れていくそうで、おせち市場は右肩上がり。
何段にもなる高額な重箱タイプが飛ぶように
売れているんだとか。

売れ筋おせちのイメージ

とは言え、私は市販のおせちセットにはあまり魅力を感じたことがありません。
(まぁ、お値段にもよるんでしょうけど…)

やはりたくさんの料理を一度に詰め込むという宿命からか、イマイチになる理由はいろいろとありそうです。

・冷凍保存した食材を解凍して加工している。(早いものは半年前から保存!)

・保存料、着色料、増粘剤などの添加物が多い。(彩りよく見せるため)

・見栄えに注力し過ぎて、素材は安価だったりすることも。(映えれば売れる?)

添加物多めのおせち

その点、手作りおせちは健康面での安心感が
ありますね。
さて、今回はどんなおせちを作るのでしょうか?

おせち講座のコンセプト

今回の講座コンセプトは「伝統とモダンのオシャレおせちを作る」でした。
伝統は守りつつ、時代に合ったアレンジで作ることで、食べる人のハシも進むというもの。

その意味では、「食べたことも作ったことも無い特別な料理」である必要は全く無いと言えます。

食材には特別感があっても、アレンジは現代風に食べやすく、作りやすく。
そんなメニューが15品、並びました。

手作りおせち全メニュー

品数も多いため、講師によるデモンストレーションとレクチャーの講座でした。

なすのごとく

作り方を知ることが自立への第一歩だね。
こういうスタイルの料理教室もいいよねぇ。

講師紹介

レシピ考案から食材探し、実習までの全てをこなしたパワフルな講師2人がこちら。
実はこの2人、私とは親戚関係&実妹の間柄でして、いつもおいしい物を食べさせていただいているのです。

2人の共通点は何と言ってもノリの良さと行動力。
以下、簡単にご紹介しておきます。

講師紹介

キッチン・クー 
滝口博子(滝口師匠)青森県出身

神奈川県川崎市の料理教室「キッチン・クー」で30年以上指導。
和食を中心にさまざまなジャンルの創作料理を手掛ける。

実は、かの有名な三軒茶屋のカフェ
MAMEHICOマメヒコ」の立ち上げ(2005年)に尽力した、影の立役者。

現在は神奈川県大磯の一軒家カフェ
café Goda カフェ ゴウダ」をプロデュース&サポート。

料理、器、盛り付け、すべてに彼女の洗練された技術と芸術的センスが生かされている。

ワンオーバーエフ 
鈴木和子(カズ先生)神奈川県出身

さいたま市浦和区ワンオーバーエフ」にて料理指導を始め、10年に。

自身のダイエット経験、教室での指導を経て「食=健康」の重要性を痛感、52歳にして栄養専門学校に入学、栄養士資格を取得する。

現在は料理教室の他に40歳以上の女性を対象とした「ダイエット個別カウンセリング」も行っている。

2人のコラボ教室は今回が初めてでしたが、以下の3会場で3日連続の開催となりました。

2024年12月27日(金) 団地キッチン田島(西浦和) 

28日(土) ワンオーバーエフ料理教室
(北浦和)

29日(日) キッチン・クー料理教室
(新百合ヶ丘)

豪華15品!おせちマラソンがスタート!

さて、15品を一気に作り上げるためには次々とこなしていかなければなりません。

講師はスピード感を意識しながらも、同時に丁寧な仕事を求められるというワケです。

これは「おせち講座」というより、もはや
「おせちマラソン」では!?

そんなことを思いつつ、メモを片手に見学しました。

滝口師匠のデモンストレーション、その一部をご紹介しましょう。

こちらは「ひさご卵」の作り方。
お正月用の卵焼きです。
「ひさご」とは、ひょうたんのことで、
おめでたい縁起物とされます。

ひさご卵の作り方

使い込んだ銅の玉子焼き器であっという間に
出汁巻き卵を焼き上げ、巻きすと小物使いで
ひょうたんの形に仕上げます。熱い内に手早く作業するのがコツです。

なすのごとく

う~ん。アメイジィング!!

「海老の艶煮つやに」は下処理にいくつかのポイントあり。
「はい、エビの背ワタはこうやって竹串で取ってください。
くさみがあるから必ず取りますよ~。
あとは頭が取れやすいから扱いにも注意して~。」

海老の煮物の作り方

海老を「つの字型」に整えるため、つまようじで押さえる時にちょっとしたコツがあります。

練習のため、1人1匹ずつ海老を「つの字型」にする工程に挑戦。
やはり頭がもげそうになるので参加者の皆さん、ややおよび腰に。

「ギャー、頭が取れる~」などの叫び声が飛び交いましたが
「失敗したっていいじゃない、そこが手作りの良さでしょ。」と滝口師匠の深いお言葉。

その一方で、デモ中の滝口師匠から漂う
わたし失敗しないのでオーラ」の力強さにも感動した私です。(笑)

講座を終えて

12時30分にスタートし、ゴールの16時まで。
途中、試食品やアルコールなんぞもいただきながらの「おせち三昧」な時間でした。

えつ

メニューが多いから、ゴールにたどり着けるのか心配になったけど、
豪華な15品が彩りも良く、できあがりましたよ~!

皿盛りにしたおせち
なすのごとく

うわぁ、料理ってやっぱり器や盛り付けも大事だねえ。

素材の選び方、下処理の仕方などを含めた詳しいレクチャーとデモンストレーション。

できあがったおせち2人分をお重で持ち帰ることができ、参加費は15,000円でした。
付録の「買い出し食材一覧表」も便利で助かります。

各自、お重に料理を詰め、
持ち帰り用としてセット。
センス良く盛り付けて…早く食べたい…!

お重に詰めたおせち
お重に詰めたおせち

さらにカズ先生からは、黒豆を煮るために
「自ら育てたサビ釘」を希望者にプレゼント。

艶のある黒に仕上げるためには、サビ釘を入れて煮るのが、一番なんだとか。

サビ釘
えつ

サビ釘は1日にして成らず。
カズ先生、ありがとう。

すべてを一度に作るのは大変だと思います。
でも「年に一度の特別な料理」としてではなく、ふだんから何度でも作りたいと思える料理の数々でした。

手間はかかりますが、余った食材も活用できることを考えればコストパフォーマンスも高いし、オリジナル感が楽しめる点もメリットに感じました。

先生方、お疲れさまでした!ありがとう~。

講座を終えた講師2人
滝口師匠とカズ先生

改めて、先生たちのホームページをご紹介します。
お問い合わせ等はこちらからどうぞ。

キッチン・クーFacebook

ワンオーバーエフ ホームページ

ダイエットアドバイザーkazuの公式ブログ

なすのごとく

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
引き続き、本年もよろしくお願いいたします。