「平河町かなや」でテーブル茶道とランチ

テーブル茶道のアイキャッチ
えつ

こんにちは。管理人「えつ」です。テーブル茶道ってご存知ですか?
現代の生活スタイルに合った、気軽に楽しめる茶道です。
家でも簡単にお抹茶を楽しもうと、体験教室に参加してみました。
テーブル茶道のこと、会場になった平河町かなやについても情報をお届けします。

テーブル茶道とは?

実はその昔、裏千家の茶道教室でお稽古をしていました。
お茶室で着物を着て、正座の世界です。

自分と向き合い、心ひきしまる、きりっとした時間ではありました。

とは言え、継続するには時間もお金も…かかるもの。

えつ

もっと気楽に楽しみたいな。    
季節を感じながら、おいしいお菓子とお抹茶をいただく…
それだけでもう充分。

そんな気持ちからテーブル茶道に興味を持ちました。

茶道には裏千家表千家武者小路千家を始め、さまざまな流派がありますが、テーブル茶道にも、いくつかの組織があります。

マインドフルネスを取り入れた日本テーブル茶道協会日本カルチャー協会のテーブル茶道などさまざまあります。

そんな中から私は裏千家のご縁を頼りに
「JTAテーブル茶道協会 雪月花を選ぶことに。

裏千家の鈴木宗雪先生が主宰されている会です。
こんな素敵な方でした!

宗雪世先生の写真

明るく華やかな美貌の方でした~。
親しみやすいお人柄で、お作法も丁寧にご指導いただきました。

テーマは「節分」

開催日が1月30日だったので、この日のテーマは「節分」です。

会場に入ると、まずお茶道具と節分の飾り物が目に入ってきました。

豆の入ったマスやおかめさんのお面に梅の花、ヒイラギも。

節分のしつらい

「節分」と言えばやはり「豆まき」ですね。
立春の前日に豆をまいて厄除けをし、新しい春に向けて福を招き入れる行事です。

立春は春の始まりであり、元旦と同じくらい大きな節目とされていた歴史もあります。

写真、右奥にあるちょっと珍しい黄色い果実は「仏手柑ぶっしゅかん」です。

仏様の合掌する手指のように見えることからこの名前がついたんだとか。
これも季節の縁起ものとされています。

茶道では茶室の床の間に掛け軸や花を飾り、季節を演出します。
感謝やもてなしの気持ちを表すためです。

こうした季節を飾る風習は、古くは平安時代から行われ「室礼しつらい」とも呼ばれます。

なすのごとく

家で正月の飾り物をしたり、
おひな様を出すのも室礼だね。

えつ

季節が感じられる室礼って、
心を豊かにしてくれると思うな~。

飾り物の他にも季節の演出に欠かせないのが、おいしそうなお菓子たち。

節分の主菓子

それぞれ「節分」、「福升ふくます」と名前がつけられていました。

お菓子も形や彩り、名前、全てが季節を感じさせてくれる演出の一つなのです。
あ~、おいしそう、早く食べたい。

テーブル茶道のお点前

季節の室礼の説明を受けた後は、さっそくお茶を点てることになりました。

写真のように円形のプレートの上に仕込み茶碗と抹茶の入った「棗なつめ」が置かれていました。

テーブル茶道のセット

仕込み茶碗とは、お茶を点てる道具を茶碗の中にセットしたものです。
丸いプレートの左側にはお湯をこぼすための
ガラスボウル。

作法は、裏千家で「盆略点前ぼんりゃくでまえ」と呼ばれるお点前がベースでした。

裏千家「盆略点前」

上の動画のように、茶釜や柄杓を使わずにできる簡略なお点前です。

テーブル茶道はこれをさらに簡略化し、お湯は保温ボトルに用意しておきます。

もちろん、鉄瓶やガラスのティーポットなどを用意するのもステキな演出になります。

こんな感じのティーポットとウォーマーを使ってもオシャレですね。


丸いプレートを時計に見立て、12時に棗、6時に仕込み茶碗の位置でスタート。

下の図のように、順に道具を展開していきます。

テーブル茶道の展開図

茶碗を清め終わり、抹茶とお湯を入れたら、
いよいよお茶を点てます。

実はお茶の点て方は流派によって異なり、裏千家ではしっかりときめ細かい泡を立てます。

口当たりも良く、クリーミーでまろやかな味になるのが特徴です。

一方で表千家、武者小路千家では、あまり泡を立てないそうです。
泡の立たない部分が半月状に残るようにするんだとか。

今回は裏千家の流儀で
「レッツ、シャカシャカ!」
手首に力を入れ過ぎないようにして、よく攪拌します。

「お湯の温度は高めの方が、よく泡立ちますよ。」と宗雪先生。

煎茶は70℃前後を目安にしますが、抹茶は80~90℃ぐらいでも大丈夫とのこと。

お菓子やお茶をいただく作法もうかがいながら、楽しいひと時を過ごしました。

平河町かなや

さて、ここからは会場になった
平河町かなやをご紹介しましょう。

「平河町かなや」金谷ホテル観光グループが手掛けるモダンジャバーニーズレストランです。

「和敬洋讃」=「和を敬い、洋を讃える」をコンセプトにしたハイクオリティなお店。
カウンター席の他に、プライベートルームは
5室あります。

講座の会場も、写真のように落ち着いた雰囲気のお部屋でした。

会場の個室

店内の美しい調度品や絵画にもこだわりが感じられます。

えつ

麹町駅、半蔵門駅、永田町駅。
どの駅からもアクセスが良いし、ちょっとしたイベントや集まりにも利用できそう。

かなやの個室

今回はレッスンの後に「かなや」のランチがいただけるというお楽しみ付きです。

名物のビーフシチューも入った、色とりどりの松花堂弁当をいただきました。

かなやのランチ

クオリティはもちろん、ボリュームもたっぷりで大満足。
参加者の皆さんと交流を深め合いながら、
楽しいひと時を味わいました。

平河町かなや
〒102-0093
東京都千代田区平河町1-5-9 厚生会館1階

かなや外観
かなや外観

まとめ

茶道のお稽古を辞めて、かなりの時間が経ちましたが、たまにはこんな関わり方も新鮮です。

リハビリ(笑)しながら、少し勉強し直してみたくもなりました。

季節を感じ、感謝の気持ち込めて一服のお茶を点てて味わう。
今はシンプルに楽しみたいと思います。

「JTAテーブル茶道協会 雪月花のHPもどうぞご参考に。

えつ

こんなセットがあれば、すぐにお抹茶タイムが楽しめますよ。
ちょっとした時間を見つけたら「レッツ、シャカシャカ!」


また、今回の講座はOtonamiおとなみという予約サイトを利用しました。
和の文化体験を中心にさまざまなアクティビティが用意されています。

厳選された上質な体験や非日常体験がキーワードのアクティビティ。

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それぞれに興味をそそられます。

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なすのごとく

自分の好きなジャンルに必ず出会えそう。
感動体験、探してみてね。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。