こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
毎日、寒い日が続くと温かいものを食べたくなりませんか?
今回は塩麹と残りごはんを使った「トロトロおかゆ」の作り方を
お伝えします。
味付けは塩麹だけ。超簡単で手間いらずなのに、おいしいですよ~♪
「おかゆは病気の時に食べるもの」なんて思っているともったいな~い!
残りごはんの「復活」にも役立って一石二鳥のレシピです。
1.「塩麹のおかゆ」をオススメする理由
・何と言っても、塩より塩分控えめで味が全体に行き渡ります。
しっかりと味がつくのに、優しい塩味。減塩しつつ、味も良し。
・旨味と栄養価がアップ
旨味成分を豊富に含んでいるため、塩麹だけの味付けでも複雑な旨味を味わうことが
できます。さらにはビタミンBが含まれているため、疲労回復・代謝・美肌への
効果も。
・塩麹のトロトロ感は、おかゆとの相性が抜群。
そもそも「トロッ」と感の強い塩麹。おかゆのテクスチャーにぴったりなんですね。
2.塩麹を準備しよう
おかゆに使う調味料は塩麹のみ。
ここで塩麹についてちょっと確認しておきましょう。
塩麹は手作りも簡単だよ。詳しくは
「簡単、便利!塩麴の作り方と使い方」の記事を見てね!
手作りの塩麹があれば是非、使いましょう。作りたての状態は米麴の粒が
残っていますので、ブレンダーなどでなめらかにしておくと舌ざわりの良い仕上がりに
なります。
こちらの記事でも塩麹の作り方を見ることができます。ご参考まで。
また、市販品もスーパーなどで簡単に手に入れることができます。
購入する際のポイントは「原材料のシンプルなものを選ぶ」ことです。
「米麴・塩・(水)」と書いてあるものをオススメします。
「酒精しゅせい」と書いてある場合はアルコールが添加されています。
これは殺菌や発酵を抑えるためのアルコールで、食品添加物の指定があります。
3.まずは基本の「白がゆ」
・残りご飯 150g
・塩麹 大さじ1弱(食材の10パーセントが目安)
・水 300~450cc(ご飯の2~3倍程度を目安に。あとはお好みで)
(作り方)
①鍋に水、塩麹を入れてよく混ぜます。次にご飯を入れてよくほぐしましょう。
②中火にかけ、沸騰したら弱火にして10分くらいコトコトと煮ます。
③好みの「とろみ加減」になったら、フタをして5分ほど蒸らします。
冷凍してあったごはんは常温にもどしておきましょう。
残りご飯の水分量、塩麹の塩分はそれぞれなので、そこはお好みで調整してくださいね。
ごはんや塩麹が鍋底にはりつかないように時々確認しつつ…
かき混ぜ過ぎると「のり状」になってしまいますから、ほどほどに。
正月の「七草がゆ」もこの応用で作りました。トロトロでおいしかったですよ~。
お塩で作るより、優しい味に仕上がる上に、旨味もばっちり。
おかゆには絶対、塩麹がオススメ!!
七草がゆの場合は「すずな(かぶ)」と「すずしろ(大根)」だけ、ごはんと一緒に
煮込みました。
「その他、草のみなさん」は色が変わらないように、火を止めて蒸らしながらの加熱が
いいと思います。
4.ちょっとリッチに「鶏がゆ」
さらに応用して、鶏肉を入れたバージョンはいかがですか?
ボリュームアップで食べ応えがありますよ。
・残りご飯 150g
・塩麹 大さじ1
・水 400~450cc(お好みで加減してください。)
・鶏肉 2分の1枚(約125g) 塩麹:大さじ2分の1程度で下味つけをします。
・ごま油 大さじ1
<トッビング用>
・油揚げ 生姜 三つ葉(または水菜など)
①鶏肉には塩麹で下味をつけておきます。
「もも」や「むね」なら2分の1枚。「ささみ」なら2本。
好みの大きさにカットしてから塩麹をもみこむと10分程度で味がしみ込みます。
②鍋に水・塩麹を入れてよく混ぜます。ごはんも入れてよくほぐします。
③鍋を中火にかけ、沸騰したら鶏肉を入れます。
④再度、沸騰したところで弱火に。コトコト10~15分煮込みましょう。
⑤仕上げにごま油を回し入れて5分程度、フタをして蒸らします。
※トッピングについて
すべてそろわなくても大丈夫ですし、分量もお好みで。
・油揚げは好みの大きさにカットして油を敷かずにカリッとするまで炒める。
・生姜は千切り(針生姜っていう状態がいいです。)
切ったら一度水にさらしてよく水気を拭きます。
・三つ葉は2~3cmにカットして上からトッピング。
5.「おかゆ」と「おじや」は同じもの?
そう言えば、残りごはんで「七草がゆ」を作った時、母から
「おかゆって生の米から炊くものだけど!?」と言われてしまいました。
あれぇ…?そんな定義あったんだっけ?
はい、すみません。
「ぼーっと生きてんじゃねぇよ~っ!」と、どこかの5歳児さんに言われそう…
これまで「おかゆ」も「おじや」も…そして「雑炊」も。区別なく生きていました。
リサーチしたので、情報共有させていただきます。
おかゆ
「生の米」から炊いて作るのが基本です。(米1に対して水5が全粥の目安。)
炊いたご飯から作るのものは「入れがゆ」と言う呼び名があることが判明しました。
だから、ごはんから作ったのも「おかゆ」を名乗っていいんです!!(笑)
おじや
こちらは「炊いたご飯」から作るのが基本。卵のおじや、おいしいですよね。
質感としてはトロッとしたイメージです。
ちなみに「雑炊」も炊いたご飯から作るので、おじやの仲間です。
諸説ありますが、「お米を一度洗ってから出汁などで煮て野菜や卵などを入れたもの」
と定義されていました。おじやに比べると汁がサラッとしている印象があります。
炊飯器にも「おかゆ」モードがありますが、今まで全然使っていませんでした。
生のお米で炊くと1時間程度かかるので、ついつい時短な「おじや-おかゆ」ばかり作っていました。一度「ホンモノおかゆ」にも挑戦しなければと思った次第です。
6.まとめ
・おかゆには塩麹を使いましょう。減塩しつつ、味もまろやかに仕上がります。
・塩麹はなるべく原材料のシンプルなものを探しましょう。
・炊いたご飯(残りご飯)を利用することで、短時間で簡単に作ることが
できます。
・炊いたご飯から煮る場合はご飯の2~3倍の水で。
・塩麹の分量は食材の10%が目安ですが、水分量などを見ながら加減して
ください。
・おかゆは生の米から炊く、おじやと雑炊は炊いたご飯から。
まだまだ寒い日が続きます。是非一度、試してみてくださいね。
塩麹おじや、作ってみました。優しい塩味とほのかな甘さがあって初めての味わい!美味しかったです。おかゆ と おじや 私は白いのが「おかゆ」で具材が入ると「おじや」と思ってました。勉強になりました。