玉ねぎ麹があればコンソメいらず

たまねぎ麹アイキャッチ
えつ

こんにちは。発酵食マニアで「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
今回は玉ねぎを使った発酵調味料「玉ねぎ麹こうじ」をご紹介します。
コンソメや化学調味料を使わなくても簡単に旨味が出せるスグレモノですよ。

1.玉ねぎ麹とは?

「玉ねぎ麹」は、すりおろした玉ねぎ、米麴、塩だけで簡単に作れる発酵調味料です。
塩麹の旨味に加えて玉ねぎの旨味もプラスされています。

コンソメの代用にもなり、化学調味料を多用したくない人にはオススメです。
しかも、作り方はとっても簡単。

できあがった玉ねぎ麹

玉ねぎといえば「血液サラサラ効果」が有名ですよね。
これは「ケルセチン」という抗酸化作用の強いポリフェノールのおかげ。
血栓症や動脈硬化の予防にも効果があるそうです。

えつ

そんな玉ねぎが「麹こうじ」とコラボ!?
麹の生み出す酵素や栄養素もあるわけだし~。どんだけ~っ!?

こうなると家庭菜園で8月に植えた「ホーム玉ねぎ」の収穫も待ち遠しいです。
関連記事はこちらから。

ホーム玉ねぎアイキャッチ

2.材料と準備

材料は玉ねぎ、米麴、塩の3つだけです。
玉ねぎと米麴の割合が「3:1」で塩の分量は玉ねぎの10%です。

玉ねぎと麹の比率
玉ねぎ麹の材料

今回は「玉ねぎ300gに米麴100g、塩30g」で作りました。
仕上がりは500ml程度です。

玉ねぎをペースト状にしてから発酵させるので、こんな道具たちもあれば便利です。

必要な道具類
左:フードプロセッサー  右:キッチンスケールと保存容器
なすのごとく

玉ねぎは手ですりおろしても大丈夫だよ。

3.常温で1週間、発酵器で12時間

塩麹に関しては、いつも「常温でのんびり作る派」です。
常温で1日に1~2回混ぜるだけ。
毎日、観察するのが楽しかったりするんですよね。

今回は速攻で作れるタニカ電器「ヨーグルティア」を使いました。

えつ

ホントに便利で失敗知らず。いつもお世話になってま~す。

発酵器の水分調節
玉ねぎ麹の材料を混ぜる

ペースト状の玉ねぎと米麴、塩をよく混ぜ合わせます。

室温(20~25℃程度)なら毎日かき混ぜて1週間~10日程度でできあがり。
冬はもう少し時間がかかると思います。

発酵器を使用する場合は「温度55℃、12時間」の設定でスタートボタンです。
理想としては2~3時間おきにかき混ぜられるといいです。

特に初めの内に一度はかき混ぜておくと発酵がスムーズに進みますよ。

4.あっという間の「1分スープ」

さてさて12時間後がコレ。
少し茶色がかった色に変化していました。玉ねぎの甘い香りもしています。
塩麹と同様に、ペースト状にしておくと料理で使いやすくなります。

玉ねぎ麹のできあがり

ドレッシングや炒め物の調味料としても使うことができますが、
一番簡単な使い方がコレ。

「1人分の1分スープ」!?

カップに玉ねぎ麹を大さじ1杯入れて、お湯(180~200cc)を注ぐだけ。
この時はゴマと刻んだ万能ねぎも入れてみました。
1人分だけでもすぐに作れる「1分スープ」です。

1分スープ
えつ

これは絶対、作り置きしておくと便利!
玉ねぎ麹だけでこんなにおいしいなんてビックリ~。

玉ねぎ麹は冷蔵保存で3か月を目安に使いましょう。
もちろん、取り分けにはいつも清潔なスプーンを使ってくださいね。

5.まとめ

  • 「玉ねぎ麴」は玉ねぎ、米麴、塩から作る発酵調味料です。
  • 玉ねぎ:米麴を「3;1」、玉ねぎの重量10%を塩の分量とします。
  • 常温なら毎日かき混ぜて1週間~10日、発酵器を利用すれば
    55℃、12時間で出来上がります。
  • コンソメやブイヨン不要の旨味調味料です。
    ドレッシング、炒め物、スープと幅広く使うことができます。
  • 冷蔵保存で3か月を目安に使い切りましょう。
えつ

これからの季節、朝のスープは欠かせませんよね~。
是非、玉ねぎ麹スープを飲んで元気に過ごしてください!

やはりこれ1台、あると便利です。私のイチオシ「タニカ製ヨーグルティア」


マルコメから「玉ねぎ生塩糀」という商品も出ています。
手っ取り早く取り入れたい方はこちらからどうぞ。