1.牛乳と酢があれば!
カッテージチーズはふわっと白くて柔らかいチーズです。
市販品は「保存料」が気になります…
コスパ的にも食べたくなったら自分で作るのがイチバン!
カッテージチーズは低カロリーで高タンパク。
クセがなくフレッシュな味が楽しめます。
パンに添えて食べるのはもちろん、ピザやサラダのトッピングに利用したり、
和風にアレンジすれば野菜の和え物にも使えます。
柔らかくて食べやすい…ってことは
離乳食にも介護食にもいいのかもね。
材料は牛乳と酢だけ。
酢の代わりにレモン果汁を使ってもOKだよ。
今回は牛乳500mlにレモン果汁を大さじ2杯加えて作りました。
出来上がった後に好みの分量で塩を加えます。
2.仕上がり感と温度
作り方は簡単で、まずは鍋に牛乳を入れて温めます。
弱火でゆっくりと60~80℃まで温めます。
私は指を入れたくないので温度計を使いました。(笑)
温まったところで火を止め、酢を入れてよくかき混ぜると…
だんだんと「もろもろ」の塊ができ始めます。
ある程度固まってきたらキッチンペーパーを敷いた
ザルをボウルの上に用意し、鍋の中味を流し入れます。
ザルに残った方がカッテージチーズです。
しっとりしてて、おいしそう。
でも、「60~80℃で加熱」って幅があり過ぎじゃない?
たしかに。
実は加熱温度によって仕上がりが変わるみたいです。
上の写真のようにしっとりさせるには、60℃あたりがオススメ。
70℃を超えると少しパサパサした質感になってきます。
好みで温度を調節してみてくださいね。
今回、500mlの牛乳から約100gのチーズができました。
本来なら120gぐらいは作れるようなので…
温度は出来高にも関係しているのかもしれませんねぇ。
出来上がりはハチミツと混ぜてパンにつけて食べたり…
野菜の和え物もおいしくできました。
3.「ホエー」を活用しよう
さて、濾した後に残った液体が「ホエー」です。
ヨーグルトの中にある液体と同じで、水溶性のタンパク質や
ミネラルやビタミン、乳酸菌などが含まれています。
栄養豊富なんだ。活用しなくちゃねぇ。
手っ取り早くはスムージーやジュースに入れて
飲むのもいいし、ドレッシングに混ぜるのもアリ。
カレーやスープの水分としても使えます。
うま味やコクが増したスープに仕上がります。
今回はこれまたお手軽な「水キムチ」を作ることにしました。
4.お手軽「水キムチ」
赤い唐辛子に漬けこんだキムチとは違い、水キムチはあっさりとした浅漬けです。
どちらも韓国の伝統的な漬物ですよね。
本来は米のとぎ汁に塩もみした野菜を漬け込み、乳酸発酵させて作ります。
ホエーにはすでに乳酸菌が含まれているから簡単に作れちゃう。
「なんちゃって水キムチ」だね~。
ホエー200mlに400g程度の野菜を入れました。
使った野菜は白菜、人参、きゅうり、大根です。
野菜の重量に対して4%の塩をまぶし、20~30分ほど置いておきます。
この間に薄切りにしたニンニク1片と、生姜の千切り、
種を除いた唐辛子一本を用意します。
この3つは、入れ過ぎると辛くなるので好みの量で。
あと、りんごか梨があったら、入れるのがオススメ。
彩りもきれいだし、優しい味に仕上がるよ。
30分後に野菜の水気を切り、にんにく、生姜、唐辛子と一緒に
ホエーに漬け込みました。
半日から一晩、冷蔵庫へ。
作りたては少し塩辛く感じますが、時間がたつと味がなじんできます。
5.まとめ
一石二鳥のお手軽レシピ、
「カッテージチーズ」とホエーで作る「水キムチ」をご紹介しました。
カッテージチーズには牛乳と酢(レモン果汁)があればすぐに作れます。
牛乳の温度によって仕上がりが変わりますからお好みで。
牛乳は「ごくふつうの成分無調整」がいいですよ。
低温殺菌の牛乳は固まりにくいです。
ホエーで作る水キムチも冷蔵庫に残っている野菜で手軽に作れます。
塩は減らし過ぎずにしっかりまぶしておく方が日持ちします。
冷蔵庫で1週間程度は大丈夫でした。
市販のお漬物とは違って「保存料」が入っていないから
「香りと味」には気をつけて、清潔に管理してね!
「発酵生活研究科」栗生隆子(くりゅうたかこ)さんの発酵食の本です。
基本的な発酵調味料の作り方や活用の仕方がとても参考になります。
「水キムチ」のレシピもありますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。管理人「えつ」です。ちょっと前に、牛乳が余り気味だったので
カッテージチーズを作りました。ついでに副産物のホエーで水キムチも。
どちらも家にあるモノでさっと作れるので冷蔵庫整理にもなりますよ。
一石二鳥の簡単レシピをご紹介します~。