1.「発酵あんこ」とは?
「発酵あんこ」はゆでた小豆(あずき)を麴(こうじ)で発酵させて作ります。
ごはんから作る「麹甘酒(こうじあまざけ)」の小豆バージョンですね。
麹甘酒は米(ごはん)と米麴で作りました。
(※米麴だけでも作ることはできます。)
これは米のデンプンを麹菌の酵素が分解してブドウ糖が作られるための甘さでした。
同じように小豆のデンプンも発酵させることで砂糖を使わず甘くなります。
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砂糖を使わない分、カロリー控えめは、ちょっとうれしいな。
他にもメリットはあるのかな?
はい、腸活のためにうれしいことはたくさんありますよ。
基本、麹甘酒と同じですから…
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/11/9592fcbd251c5c88a054c029d9b0afef-1024x704.png)
はい、「まな♪まな」ではおなじみのこの図のように発酵によって、
ふつうのあんこよりも栄養が吸収されやすい形になっています。
発酵のチカラで「ブドウ糖・アミノ酸・ビタミンB群」が作られるんですね。
新陳代謝を促し、腸内環境が整うことで免疫力がアップします。
小豆の食物繊維は腸内環境の改善に効果があり、食後の高血糖を抑えるため
ダイエット効果も期待できます。
2.材料
材料としては「小豆」と「米麴」です。
そして仕上げに少量の塩を加えると甘さがひきたちます。
小豆は乾物を買ってきてゆでる、または「ゆで小豆」を用意します。
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乾物の小豆は浸水しなくても、洗ってすぐ調理できるけど、
ゆでるのに少し時間がかかるよね。
時短で「ゆで小豆(無糖タイプ)」を買うのもアリだよ。
乾物の小豆 200gをゆでる場合
【小豆をゆでる その1】
①浸水は不要。洗ったら水600mlを鍋に入れ中火で煮る。
②沸騰したら水200mlを加える。
③再度、沸騰したら弱火にして10分程度煮る。
④火を止めフタをして30分蒸らす。
⑤一度ザルにあけてゆで汁は捨てる。
![ゆであずき1回目](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/a3f57aa9fe76db23d6dd1cfce84d94ab.png)
【小豆をゆでる その2】
①鍋に小豆を戻し水600mlをを入れる。
②強めの中火で30分~50分程度煮る。
※火の通りは豆の状態によるので20分くらいしたら一度様子を見ます。
アクが出れば取り、水が足りない時は適宜、足します。
③指で押して豆がつぶれるくらいの柔らかさになればOK。
④ザルにあけて小豆とゆで汁を分けておきます。
※このゆで汁は捨てずに取っておきます。
![小豆ゆで上がり](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/ec0657659d7f495d83bbfe3c5f8536f6.png)
次に米麴は「乾燥麹」を用意します。
![米麴2種類](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/efe267bc2f8cdce9cb434620ed3bde8c-1024x401.png)
左側はよく見かける「伊勢惣いせそう」さんの「みやここうじ」ですね。
右側の粉は粉状の米麴です。京都「菱六ひしろく」さんの「米麴パウダー」です。
種麹屋「菱六」さんの記事はこちらからどうぞ。
どちらもおいしく作れますので、入手しやすいものを用意してくださいね。
小豆と米麴(乾燥)は同量で用意します。
小豆200gであれば米麴も200gです。
3.使用する道具
発酵には、麹甘酒の時と同じ「タニカ電器ヨーグルティア」をおススメします!!
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/c9c138d40deb3683b56d9056a2976937-e1628852616654.png)
とにかく操作が簡単で失敗知らず!
「トリセツ」に弱い私も迷うことなく重宝してます!是非!
あると便利な「ヨーグルティア」と「ブレンダー」
「計量カップ」「スプーン類」「温度計」「スケール(はかり)」も用意しましょう。
![あんこ作りの道具](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/88bbe650813f11f9607db0859a1a7828.png)
![あんこ作りの道具その2](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/59c79cb2f237199dff9152da634c69fd.png)
4.作ってみよう!
- 小豆 200g 乾物の小豆をゆでる またはゆであずき(無糖)を使用
- 小豆のゆで汁 120~130cc (無ければ水でも大丈夫)
- 米麴 200g(乾燥タイプ) または米麴パウダー200g
- 塩 小さじ半分程度(仕上げ用)
小豆は【ゆで方 その1/その2】を参考にしてください。
ヨーグルティアの内容器を清潔にして準備します。
①ゆでた小豆が60℃以下になっていることを確認します。
※酵素が働ける温度にするためです。温度計でしっかりとはかります。
②ゆで小豆、米麴と残したゆで汁を混ぜ合わせます。
![かき混ぜて発酵器へ](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/3b319adadda302a58b29d01d472f9a9a.png)
![](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2021/08/22fb17e43b0094fce04ebed529651819-e1628852852691.png)
この時は、けっこう「モサモサ」して混ぜにくい感じ。
水分が足りないのかな?と思うぐらいで大丈夫ですよ。
③ヨーグルティアの容器に混ぜた小豆を入れてフタをします。
温度を55~58℃、タイマーを10~12時間にセットしてしてスタート!
④2~3時間おきに容器の中をかき混ぜて様子を見ます。
2時間経つと水分が出てしっとりとしてきます。この時にまだ「モサモサ」していたら
少し水分を足しましょう。※少しずつて調整して入れてくださいね。
今回、思っていたよりも水分が多かったので…
途中から中ブタを外しました。
![発酵器の水分調節](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/f1c7701864e8c7c1ce14633f2f018b8f.png)
内容器のフタを外して外フタとの間にふきんをはさみました。
この方法、水分が多すぎる時には有効ですよ。
![時間の経過と仕上がり](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/9eb422b2f16bb5952ffe6ed0b9a6cba1-1024x438.png)
⑤仕上げに塩を入れてかき混ぜます。できあがり!
「みやここうじ」と「米麴パウダー」の出来上がりを比較しました。
![あんこのできあがり比較](https://mana2-850.com/wp-content/uploads/2022/09/4f8c3cff43f63068630cd7ffcd61bb4e-1024x379.png)
米麴パウダーで作ると、白っぽく仕上がりますね。
粒感はなくクリーミー。
甘味に大きな違いはありません。どちらもふつうのあんこの7割くらいの甘さです。
保存期間は冷蔵庫なら1~2週間、冷凍庫は1ヶ月程度です。
5.まとめ
- 「発酵あんこ」はゆでた小豆を麹(こうじ)で発酵させてつくる「小豆甘酒」です。
- 小豆のデンプンが麹の酵素によってブドウ糖に分解されることで甘味が作られます。
- 主な栄養素は「アミノ酸」「ビタミンB群」「ブドウ糖」で、新陳代謝を促し
免疫力アップ効果が期待できます。 - 材料は小豆と米麹、塩のみ。
- 発酵器のイチオシはタニカ電器「ヨーグルティア」です!
- 保存期間は冷蔵庫で1~2週間、冷凍なら1ヶ月程度です。
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私はいつもバターと一緒にトーストに乗せて食べてます。
おいしいからつい山盛りに…食べ過ぎないようにしなくちゃ。
凍らせてアイス状にしてもおいしいですよ。お試しくださいね~。
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こんにちは。「まな♪まな」の管理人「えつ」です。
そろそろ甘いモノが恋しくなる季節到来?
でも、なるべくカロリーは控えめに食べたいな…と思い
久し振りに「発酵あんこ」を作りました。
発酵器「ヨーグルティァ」を使うことで簡単に作れます。
麹菌や食物繊維をたっぷりとって、おいしく腸活しましょう!