1.昆虫食、なぜ今注目?
昆虫食かあ…私は食べたことが無いんですよね~。
イナゴの佃煮とかはよく耳にするけど。
そうそう、食べたり見たりしたことが無いので昆虫食にはちょっとおよび腰。
昆虫食が注目を集めるようになったのは、国際連合食糧農業機関(FAO)が
2013年に世界の食用昆虫に関する報告をしたのが発端のようです。
世界中で1900種以上もの昆虫が食べられているんだとか。
この「FAO」の報告書を解説しているのは内閣府の食品安全委員会のサイト。
興味のある方はこちらから。⇒「食品安全関係情報詳細」
「みんな、こんなに食べてますよ~」アピール…からの…
「よし、みんなで食べましょう~」への流れ…
なぜなんでしょう?
推奨されるにはこんな背景が。
まずは地球の人口増加問題。
2050年には世界人口が100億人になり食糧の供給が厳しくなると予想されています。
今でも食糧自給率の低い日本、ますますピンチじゃないですか。
さらに温室効果ガスによる地球温暖化。
この頃よく耳にする畜牛のメタンガス問題ですね。
牛がエサを消化する時にメタンガスを出し、それが地球環境の破壊に
つながっているというニュース。
去年あたりから何回聞いたことか。
本当なのかなぁ。
なんだか急に牛が悪者にされてるような気がするけど。
さらには飼育にかかるコストや期間などから考えると、
「昆虫食ってコスパがいいね!」ということらしいんです。
2.無印良品は2020年から
無印良品で昆虫食が発売されたのは2020年5月です。
「コオロギせんべい」が発売され、その翌年には「コオロギチョコレート」も。
今のところ、店舗・数量限定での販売です。
お店をのぞいて見たら普通に買えました。
袋についたQRコードから「コオロギは地球を救う?」という記事を閲覧できます。
やがて来るだろう世界の食糧危機への対策として、昆虫食が注目を集めています。
無印良品 ホームページ 「コオロギは地球を救う?」より
栄養価が高く環境への負荷も少ないことから、国連食糧農業機関(FAO)も推奨。
まだ抵抗感をもつ人も多い食材ですが、無印良品は徳島大学と連携してコオロギ粉末入りのチョコとせんべいを開発しました。
地球にやさしい未来食です。
「地球にやさしい未来食」というキャッチフレーズ、気になります。
こちらにも2050年の世界人口と食糧の問題が書かれていました。
さらには2030年にはタンパク質の供給が足りなくなるそうです!
2030年…って…もうすぐじゃない!
え、焼肉屋さんがなくなってコオロギ屋さんに?
また、コオロギは100gあたりのタンパク質含有量が牛や豚よりも高い
という点からも期待が寄せられているそうです。
そんなにすごいって事は理解しましたが、果たして味はどうなの?
どちらもコオロギはパウダー状にしたものを材料に練り込んでいます。
「コオロギ感」はありません。(笑)
おせんべいはビールのお供にしてサクサクいただきました。
おいしいです。
「海老のような味」という感想も多く聞かれるようです。
3.NTT東日本がコオロギの養殖?
このニュースも最近テレビで知って驚きました。(2023年1月)
NTT東日本がコオロギの養殖業に参入!?
NTTと言えば通信会社。なんでコオロギなんだ?
NTT東日本の記事はこちらから。
「食用コオロギのスマート飼育」の確立を目指す実証実験の開始
こちらも徳島大学のベンチャー企業との協業であることがわかりました。
背景にあるのは、やはり将来の食糧問題とタンパク質の供給量不足。
そして環境問題です。
東京都調布市にあるNTTe-City Labo内の一室を食用コオロギの飼育施設として
使用し、将来的には施設見学もできるようになるかもしれません。
NTTはコオロギの飼育の自動化に向けて自社の通信技術やセンサーを活用する
ようです。これが「スマート飼育」?
さらには遊休施設の活用にもなり一石二鳥。
なるほどぉ。それにしてもNTTが乗り出すっていうことは
昆虫食は国の政策なのかな…
じわじわ昆虫食ニュースが増えているのも政府の思惑?
4.昆虫食の自動販売機も出現
街中に昆虫食の自販機が出現し始めているのをご存知ですか?
横浜市関内駅のすぐ近くにあるという情報をキャッチ。
怖いもの見たさで行って来ました。(笑)
場所はJR(京浜東北線・根岸線)関内駅の北口を出てすぐ目の前。
CERTE(セルテ)という商業施設の道路沿いです。
ご覧の通り、かなり派手目な自販機です。
近寄ってみるとさらにビックリ。
上の段、コオロギだけで産地ごとに何種類も。
山形、埼玉、京都、山形、群馬…まだまだあります。
粉末状ではなく…そのままの姿を食べるようです。
しかも「京都こおろぎ」が売り切れてる!
「こおろぎラーメン」もありましたが、やはり売り切れていました。
そして下の段には挑戦しづらいメニューが。
希少なのか、お値段もなかなかです。
今のところ、この金額を出すならお肉が食べたいです。
さすがにこのラインナップは…罰ゲーム用?
食べるには勇気が…(汗)
お肉が食べられない時代になったら
植物性のタンパク質を摂取して生きていこうっと。
5.まとめ
- 昆虫食に注目が集まっています。
その背景には近い将来の食糧問題、環境問題などがあります。 - 食用昆虫の養殖、販売に関わる企業も増えつつあります。
- 昆虫食の中でも注目が集まっているのはコオロギです。
飼育のしやすさ、環境への負荷の低さ、タンパク質の多さが評価されています。 - ショップや自販機、ネット販売など、入手できるルートも拡大しています。
- 粉末状にしたものを練り込んで使用しているタイプ、姿形をそのまま食べる
タイプに分かれます。
実は昆虫食自販機でコオロギを購入しました。(笑)
こちらの実食レポートもまた別の機会にお伝えしようと思います。
あなたは昆虫食をどんなふうに考えますか?
「いただきますの山」は昆虫食ガールのお話です。
こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
この頃「昆虫食」や「代替肉」のニュースがじわじわと増えてきたと
思いませんか?どうしてなんでしょう?
今、昆虫食が注目されている理由、昆虫食を手にとってみた感想も
お伝えします。