1.日陰が好きなミョウガ
我が家の庭の片隅で勝手に生息しているミョウガたち。
特にお世話はせず、その生態を気にしたこともありませんでした。
だって雑草の中に紛れ込んでいるので探すのが大変なんです。
こちら5月のミョウガ地帯。すでにジャングル?
50cmくらいの丈がありました。
7月になり、ご意見番の父から「そろそろ収穫できるよ」と指示が出ました。
「え、そうなんだ。どれどれ…?」
うわ、こんなに大きくなっています!
5月とは比べ物にならないくらい堂々としていますね。
丈は1mを越えているし、葉の色も濃くなったみたいです。
ツヤツヤしたきれいな葉っぱは20~30cmはあります。
ミョウガは日陰を好むのでイメージとしては「うっそうとした場所」
にかたまって生えている感じです。
2.食べるのは蕾~つぼみ~
さてさて、ミョウガのジャングルをかき分けて入っていくと…
あ、ありました!ミョウガを発見!!
地面から「ニョキッ」と生えているのがミョウガです。
しかも真ん中からうすいクリーム色の花も咲いていました。
うすくて透き通るような、ちょっと「はかなげな花」です。
どうやって生えているのか、気にしたことも無かったな~。
地面から直接ニョキニョキ出てくるなんて!タケノコみたい!
それもそのはず。ミョウガはタケノコと同じ「地下茎」なんですね。
なんだか感動したので、下手くそながらスケッチしてみました。
ふだん食べているのは「つぼみ」なんですね。
本当は、花が咲く前に収穫するといいようです。
とりあえず花が咲いたら即、収穫!
一度にたくさん収穫した時は薄い輪切りにして冷凍しちゃいましょう。
1ヶ月程度は保存できます。
凍ったままで味噌汁やドレッシングに使えます。
3.市販品と色が違う?
ジャングルの中で蚊に刺されながらもいくつか収穫、そして撮影。
ずいぶん緑色が濃くない?
スーバーで買うのは、もっとピンクが濃いような気がするけど~。
あ~、たしかに。
そう言えば冷蔵庫に1つ、スーパーで買った残りがあったっけ。
比べてみました。一番右のピンク色が市販品です。
実は…
市販品は栽培する時に地面にマルチングをして日光を遮断しています。
そうすることでピンク色のミョウガが収穫できるんですね。
マルチングっていうのは資材を使って土を覆うことなんだ。
黒いビニールカバーやワラなどで、つぼみが日に当たらないように
しているんだね。
なるほど。
緑色のミョウガは日焼けしてるってことなんだ。
でも味は変わりなくおいしいですよ~。
4.そうめん、冷奴、焼きナスに…
まずは、そうめんの薬味でいただきました。
シソも何枚か畑からゲット。
バジル同様、バッタ君たちの大好物なので穴だらけです。
ミニトマトも収穫まつりに入ってきたので添えました。
冷奴のトッピング用に「和えるだけレシピ」をご紹介しましょう。
レシピ…と言っても好きなものを刻んで和えるだけでいいんですよ~。
私が好きなのは…
ミョウガ・シソ・きゅうり・白いりごまを千切りにして
少し辛めのたれをかけます。
生姜のすりおろしもあると、さらに幸せ。
もちろん、ネギが好きな人は参加させてください。
・ポン酢 大さじ1
・しょうゆ 小さじ2
・ごま油 小さじ2
・ラー油 小さじ半分程度
・生姜すりおろし 適量
冷奴の他にも焼きナスとか…
クセの無い素材だったらトッピングにはぴったりですよ。
調味料の配合も一例です。お好みに合わせて試してみてくださいね。
5.まとめ
- ミョウガは日陰を好む生態で、地下茎で増えます。
- つぼみの部分を食用し、花が咲く前に収穫するのがベスト。
花が咲いてからはなるべく早めに採りましょう。 - 冷凍で1ヶ月程度保存できます。薄く輪切りにして冷凍へ。
- 野生のミョウガは市販品に比べると濃い緑色が特徴です。
味には違いはありません。
ミョウガだけでもおいしいけれど、シソや生姜と一緒に食べると
おいしさが倍増しますよね!
体がシャキッとする感じが大好きです。
夏バテで食欲が落ちている時にもオススメですよ~。
最後に野菜の保存に便利な本をご紹介します。
こんにちは。管理人でミョウガ好きの「えつ」です。
ミョウガ…?そうです。夏の薬味の…あのミョウガです。
実はこの間、生まれて初めて「ミョウガ狩り」を体験しました。
ミョウガが生えてるところ…見たこと、ありますか?
ミョウガ好きな方は是非ご覧ください~。薬味レシピもありますよ!