1.株式会社シグナルトークについて
著者の「栢 孝文(かや たかふみ)」さんは(株)シグナルトークの社長です。
プログラマー出身の社長、コロナとどんな関係が?と思いましたが、
アプリ開発の技術を応用して「食と健康に関するデータを活用したヘルスサービス」
を提供している企業なんですね。
他にはオンラインゲームの開発や運営も。麻雀ゲームが大人気とか。
ちょっとホームページを拝見。なかなかユニークな社風のようです。
今年(2022年)創業20周年の記念パーティで挨拶をする社長の動画や、
なぜか「水中麻雀最強決定戦」を開催した時の動画が掲載されていました。
麻雀への思い入れは深い方のようです。
俳優の滝藤賢一(たきとうけんいち)さん似の社長さんでした。
「らくらく精算」のCMで共演して欲しいなぁ(笑)
他にも「企業理念」が素晴らしかったので引用してみます。
「楽しむための命」
(株)シグナルトーク 会社情報~企業理念~ より
この文章を読んでいる間にも、人生の残り時間は減っています。
私たちは、時間=命であると考えています。
貴重な時間(=命)を使って、ゲームをするお客様には、
心から楽しんでもらわなければいけない。
貴重な時間(=命)を削って、仕事をするスタッフは、
プロ意識を楽しんで仕事をするべき。
時間を楽しむために人は生きている。
「楽しむための命」
これが私たちの企業理念です。
いいですね。「楽しむための命」「時間=命」
私も心に刻んでおくことにします。
栢氏の「起業すると月曜日が楽しくなる」という著書も気になりました~。
「好きなコト」に、とことんエネルギーをかけて楽しみ、追及する方のようです。
2.免疫力の決め手は「腸」
ここで本の概要を紹介しましょう。
「食生活と免疫力」が大きなテーマです。
第1章 いまだ行動の制限を受ける新型コロナの影響
なににも縛られない当たり前の日常を取り戻すには
第2章 体内の免疫システムがウイルスの排除・抑制に働く
新型コロナ発症「した人」「しなかった人」の分かれ道
第3章 免疫力は生活習慣で決まる
新型コロナ発症を抑制したのは「毎日の食」だった!?
第4章 のべ1万件の食生活をAIが分析して見えてきた
新型コロナ発症「した人の食事」「しなかった人の食事」
第5章 「食」に意識を向ければ新型コロナの脅威は遠ざかる
徹底して食生活とコロナ発症の関連性を調査したんですね。
免疫力を高める食事が発症リスクを抑えます。
つまりは、毎日の少しずつの積み重ね…ということに。
そして免疫力の決め手は…そう、「腸」なんです。
免疫細胞の70%が存在する腸内の環境を整えることで免疫力が高まります。
毎日の食事は大事だよね。
ワクチンや薬だけに頼るわけにはいかないし。
3.発症しなかった人が選んでいた食品
クラスターの中にいたのに発症しなかった人もいます。
発症する、しないの分かれ道になったのはどんな食事だったのか興味がわきませんか?
3つの食品群が示されていたのでチェックしてみましょう。
気を付けるべき点はデータ結果を直接の「因果関係」としてとらえるのではなく
「相関関係」として見る事です。
別の要因や生活環境が絡んでいることもあるためなんですね。
食物繊維は水溶性(水に溶ける)と不溶性(水に溶けない)2種類に分かれます。
特に関連性が強かったのは水溶性の食物繊維でした。
海藻、豆、ゴボウや人参などの根菜、果物に多く含まれます。
納豆、キムチ、米ぬか、酒粕、甘酒、酢、米麴(こめこうじ)
腸内細菌のエサになったり腸管免疫を活性化させる働きがあります。
やっぱり~!入ってると思ったんですよ~「発酵食品」!
発症しなかった人に「青魚の摂取」が多かったそうです。
青魚の油は炎症を抑える作用が働きます。
魚が苦手な人は、くるみなどのナッツ類やアマニ油などのオイルで摂ることもできます。
PCR検査で陽性になった人があげた食品群も紹介されています。
発症リスクあり…?な食品も気になりますよね。
気になる食品添加物についても詳しく触れられています。
知りたい方は是非、本編で確認してください!
4.無料アプリ「Food Scoreフードスコア」
(株)シグナルトークが開発した無料アプリ「FoodScoreフードスコア」は食品が健康に与える
影響を調べることができます。
8年以上かけて収集した約7000人の食生活と疾患のデータ、専門家の書籍・論文などを
もとにAIが判定し、食品のデータは6万5000点以上あります。
加工食品は手軽に食べられて便利ですが、多くの食品添加物を含んでいます。
人工甘味料、合成保存料、乳化剤…どう判断すればいいのか悩むことも。
「Food Score」は食品についているバーコードか原材料名の書かれた場所をスマートフォンで
スキャンするだけ。
AIが原材料に含まれる添加物とリスクを計算し、5つのランクに分けて判定します。
アプリのダウンロードは無料だし、いつも口にしている
食品のチェックをするのにはいいかも。
とは言え「健康」=「おいしさ」とは限りませんよね。
添加物を使っていないことで、おいしく感じられないことも。
「身体にいいモノだけを食べよう」と考えるのではなく
自分で食品を選び、判断していくためのツールです。
5.まとめ
- 「新型コロナ 発症した人 しなかった人」は
(株)シグナルトーク社長、栢 孝文氏の著書です。
コロナ発症の有無を食生活との関連性から考察しています。 - シグナルトークは食と健康に関するデータを収集、活用してヘルスサービスを
提供しています。無料アプリ「Food Score」もその1つ。
食品のバーコードや原材料名をスキャンするだけで健康への影響を
手軽に調べることができます。 - 発症した人、しなかった人、それぞれの食生活を確認することで
食品に対する選択眼を養うことができます。
「自分の食べた物が自分の身体を作っている。」この事を意識するだけでも
食品の選び方が変わってきそうですね。
「より良い選択」のために、この本やアプリを活用したいです。
コロナに限らず生活習慣病など、すべてに関係すると思いますよ。
こんにちは。「まな♪まな」管理人「えつ」です。
コロナ禍によるマスク生活、長くなりましたよね。早く解放されたい~。
そこで「新型コロナ 発症した人 しなかった人」という本を読みました。
コロナ発症の有無と食生活の関連性をデータ化したものをAIが判定した
という内容です。食生活と免疫について「なるほどっ!」と思う事ばかり。
どこが「なるほど」だったのか、ご紹介します。