夏は「みやもと糀店」の黒麹で作る甘酒で疲労回復!!

黒麹あまざけアイキャッチ
えつ

こんにちは。「まな♪まな」管理人の「えつ」です。
毎朝、こうじ甘酒のスムージーを飲んで体調を整えています。
今回はちょっと変わり種の「黒麹(くろこうじ)」で作った甘酒をご紹介
しましょう。暑い季節にピッタリの黒い甘酒ですよ。

1.一種類だけじゃない麹菌(こうじきん)

ふだんスーパーで見かける米麹「こめこうじ」はお米に「黄麹菌きこうじきん
という菌を植えて作っています。
発酵調味料の味噌、醤油、日本酒、酢、みりんに使われているのがこの菌です。
その功績(!?)から日本の「国菌(学名:アスペルギルス・オリゼー)」
に指定されているほどです。

「黄麹」と言いながらも菌自体はちょっと暗めの黄緑色です。
スーパーで見かける「米麴」は白い印象ですが、これは仕上がりの美しさ
を考えて白い系統の胞子を持つ菌株を利用しているためだとか。

実はこの「麹菌」には、他にも仲間がいます!

お酒が好きな人はご存知かもしれませんが、泡盛・焼酎作りに使われる
「黒麹菌」と「白麹菌」があります。
この泡盛や焼酎、高温多湿な沖縄や九州地方で作られています。


黒麹と白麹には「クエン酸」を生成する性質があり、
腐敗に強い菌です。「酸」が他の雑菌を排除するんですね。

さらには「紅麹」という種類もあり、これは沖縄の名産「豆腐よう」
という発酵食品に利用されています。

トウフヨウ
出典:Wikipedia 豆腐よう 
えつ

トウフヨウ…どんな味かな。
沖縄の島豆腐を発酵させてあるらしいです。
まだ食べたことがないから挑戦したいな。

今回は「黒麹菌」に注目します!

勢ぞろいすると、レンジャー部隊みたい?


2.「みやもと糀店」の黒麹

黒麹との出会いは前の記事にも書いた「発酵デパートメント」です。
「黒い麹なんて珍しいな…」と思ったのがきっかけです。
以来、おいしくて病みつきになっています。
クエン酸を多く含むということは…?
はい、そうです。すっぱい味がします。

発酵デパートメントに行った記事はこちらです。

発酵デパートメント探訪アイキャッチ

いつも購入するのは、この「みやもと糀店」さんの「黒麹」です。

みやもと糀店の黒麹
みやもと糀店の黒麹

パッケージを開けると、黒いお米のかたまりが入っています。
すでにすっぱそうな香りがしていますよ。
さっそくこの黒麹で甘酒を作りましょう。

開封した黒麹

3.黒麹甘酒を作る

材料はこの「黒麹」と水だけなんですが、保温のための道具が必要になります。
やはり、ここは応用範囲の広い「発酵器」を使いましょう。

黒麹300gに水400mlを加えてよくかき混ぜます。
後は「60℃で7時間」に保温設定しますが、途中何度かかき混ぜます。

黒麹しこみ②

保温を開始から2時間後に一度よくかき混ぜます。
2時間後は全体的にまだモサモサしていて「黒いごはんが炊けた?」みたい。
かなり混ぜにくいのを頑張って混ぜ込みます。

黒麹しこみ③

その後もだいたい1時間~1時間半ごとにかき混ぜます。
3時間を越えると急にしっとりしてくる感じ。だんだんツヤも出てきます。


今回は朝9時にスタートし、夕方4時に出来上がりました。
容量は600ml程度になりました。

黒麹甘酒仕上がり

できあがった黒麹甘酒はこんな風にキャビアのごとく。つやつやです。
わたしはちょっと冷やしてから、このままで食べるのが好きです。
甘さも多少はありますが、何よりもパンチの効いた酸味があとを引きます!

マンゴーとの相性もバッチリです。

この写真はできあがった黒麹甘酒を冷凍させたものです。
タッパーなどに入れて、ただ冷凍庫に入れておくだけです。
黒麹甘酒アイス!
アイスというよりはシャーベットですね。
凍らせてもカチカチにはならず、スプーンでシャリシャリとすくう
ことができます。
これも暑い季節にはオススメの食べ方です。

4.疲労回復にぴったりな黒麹甘酒

黒麹甘酒の「クエン酸」にはどんな効果があるんでしょう?


クエン酸と言えばレモン、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類や
梅干しにもたくさん含まれている、あの爽やかなすっぱさです。


このクエン酸、期待できる効果はまず「疲労回復」です。
疲れた体にたまった「乳酸」を分解してくれます。
さらには新陳代謝を助ける働きも。

他には血流改善効果。血液をサラサラにして血流が良くなります。
さらにはミネラル類やビタミン類を吸収しやすくする効果も。
今年のような暑い夏にはピッタリな飲み物ですね。

なすのごとく

疲れた時はすっぱいものを食べよう~♪

夏バテの図
今年の夏も厳しい暑さ!

もちろん黒麹甘酒にはふつうの甘酒と同様に
「ブドウ糖・アミノ酸・ビタミンB群」が豊富に含まれています。
なにしろ「飲む点滴」ですからね。

甘酒の栄養についてはこちらの記事も参考に。

手作り甘酒の道具

5.まとめ

  • 黒麹甘酒は麹菌の仲間「黒麹」で作ることができます。
  • みやもと糀店」の黒麹がオススメです。
  • 「発酵デパートメント」の店舗またはオンラインショップ
    購入することができます。
  • 黒麹には「クエン酸」が多く含まれるため、爽やかな酸味のある仕上がりです。
  • 「クエン酸」には疲労回復、血流改善などの効果が期待できます。
えつ

夏の疲れには「黒麹甘酒」がオススメです!!
みやもと糀店さんの黒麹は期間限定で、5月~12月くらいの販売です。
是非、試してみてくださいね。