1.スナックエンドウの特徴
スナックエンドウはエンドウ豆の一種です。
「スナップエンドウ」と呼ばれることもあり、サヤごと食べるタイプです。
グリンピースもエンドウ豆の仲間ですがこちらは中の豆だけを食べます。
栽培の歴史は古代エジプトから…とかなり古いようです。
ちなみに日本では明治時代から。
スナックエンドウ、肉厚で甘味があって大好きです!
ゆでるだけで、めっちゃウマ!
スナックエンドウは低温に強いので秋から(10月後半から)種をまきます。
とは言え、「えつ」の家、冬は霜が降りたりして極寒地だよ~!
確かに。ちょっと心配ではあります。
すでに二十四節気で見れば「霜降そうこう」だし、「立冬りっとう」も目の前。
不織布をかけたり、ワラを敷いたりする必要がありそうですね。
2.やっぱり畑は土づくりから
ひよこファーマーながら、少しずつ畑の学習が進んできました。
種まきの2週間前から土作り!!
2週間前になったら「苦土石灰くどせっかい」を入れ、まずは土をアルカリ性に。
1週間前には「たい肥」などを入れて土を耕しておきます。
今回、種の袋に「チッソの配合を控えた肥料を与える」と書いてありました。
チッソを控えるって?ど~ゆ~こと?
ここで「肥料の三要素」をご紹介しましょう。
実はひよこファーマーも最近やっと覚えました。
上の3つが「肥料の3要素」と呼ばれる成分です。
肥料の種類によってこの3つの配合が微妙に異なるんです。
それぞれ チッソ=葉,リン酸=花・果実,カリウム=根に効果があります。
チッソは葉を多く茂らせる効果があるので実や根を食べる野菜は葉が
成長し過ぎると栄養が行き渡りません。
豆やサツマイモを育てる時は「チッソ」が多い肥料では実が成長しづらい
というワケです。
そこで「リンカリ肥料」を入手しました。
肥料の袋にチッソ=0(ゼロ)と配合が書いてありました。
3.いよいよ種まき
10月の最終週、天気が良くおだやかな日に種をまきました。
もう少し丸っこいのかと思っていたらこんな風に四角っぽい形。
しかもターコイズなブルー…!
これは豆の周りに殺菌剤などがコーティングされているためなんですね。
メーカーが種類の識別のために色分けしていることもあるみたい。
ハデな色でビックリした~。
25cmくらいの間隔をあけて…3cmの深さに4粒ずつまいていきました。
上から2cmほど土を軽くかぶせます。
水をたっぷりやってからトンネル、不織布をかけました。
順調に育てば7~10日くらいで「発芽」となります。
4.発芽から間引きまで
種まきをしてから1週間ほどは、かなり寒い日が続きました。
毎日、不織布のトンネル越しに中をのぞいていましたが、1週間たっても
発芽してきません。ちょっと心配。
11日目に少し暖かくなったので、不織布を外してみました。
お~っ!発芽してた~!良かった~!!
種がそれなりに大きいので、芽も存在感がありますね。
ここからまた数日、暖かい日が続いたせいか毎日グングン成長していきます。
本葉が3~4枚になった時が間引きのタイミング。
小さめの茎は抜いて元気の良さそうな2本を残します。
精鋭を育てるためなんだけど、なんだかチビちゃんを抜くのが
しのびない~。
この後は「種まき1ヶ月後の追肥」が待っています。
10cmくらいの草丈で越冬するのが理想のようですが…
さて、この先どうなるでしょう。
5.まとめ
- スナックエンドウは、サヤごと食べる種類のエンドウ豆です。
- 10月後半~11月初旬に種まきをして越冬します。
- スナックエンドウには「チッソ成分」の配合が少ない肥料を選びます。
- 本葉が3~4枚に成長したタイミングで間引きをします。
- 低温には強い植物ですが、場合によってはトンネルで不織布をかけたり
敷きワラをして防寒します。
畑にニューフェイスが加わって楽しみが増えました。
また、この後の成長ぶりもご紹介したいと思います。
トイ・ストーリーのお豆3兄弟もエンドウ豆でしたね。
お豆のぬいぐるみ、癒されそうです。
こんにちは。ひよこファーマーな管理人「えつ」です。
庭の夏野菜も終わってしまい、ちょっと寂しい風景になってきました。
そこで秋から育てる「スナックエンドウ」の種まきをすることに。
まずは種まきから間引きまでの様子をご報告します!