1.「よも活」スタートは2月から?
庭の片隅でよもぎを育てています。
暖冬のせいか、2月の中頃から新芽が顔を出し始めました。
見てください!
こんなに小さくてかわいい、よもぎベビーです。
まだ地面にくっついてる状態で、緑のじゅうたんみたいだね。
食べるにはアクが強いイメージのよもぎですが、
このくらい小さいと、まったくアクは感じられません!
少量の塩でさっとゆでるだけで食べられます。
とにかく、2~3月の「ベビーよもちゃん」がオススメ。
食用にするなら4月までに採ってね。
上の写真は去年の4月のよもぎたちです。
この時期になると成長が早く、アクもどんどん強くなる感じですね。
2.「よもぎ摘み」のコツ
近所の河原や里山などで採取する場合、
①排ガス、犬の散歩道(生えている環境)
②似たような形の毒草…この2つには注意しましょう。
似たような形の毒草とは…「トリカブト」です。
(昔、2時間サスペンスで、よく使われていたネタ?)
そもそもよもぎとトリカブトでは生育場所が違うので
間違えることは少ないようにも思いますが…
「アヤシイ…?」と思ったら採るのはやめておきましょう。
素手で触るのもなるべく避けた方がいいようですよ。(汗)
トリカブトを画像で確認したい方はこちらから。
東京都保健医療局「食品衛生の窓」
よもぎを摘む時はなるべく上の方、穂先の柔らかい葉を。
柔らかいベビーよもぎなら、ゆでるだけでおひたしや味噌汁に使えます。
3.ゆでてペースト作り
摘んだよもぎは何度か水を替えながらよく洗います。
地面に近い場所に生えているベビーよもぎ、意外にゴミや汚れがついていました。
まずはゆでて「アク抜き」です。
たっぷりの水を沸騰させ、塩をひとつまみ。
よもぎを入れて再度沸騰させ、ゆで上げます。
ベビーよもぎはあっという間にしんなりとゆで上がったよ。
この後は、冷水にさらしてから水気をきってね。
大きめのよもぎであれば塩ゆでの後、冷水に20分程度さらしておきます。
水気をさっと切ったらペースト状にします。
私はいつもハンドブレンダーを使いますが、
包丁で細かく刻んで、すり鉢でするのも丁寧な方法ですね。
ペーストは冷凍すれば、1か月程度保存できます。
冷蔵の場合は早め(2~3日)に使い切るようにします。
4.よもぎあんぱんを作る
今回はこのよもぎペーストをパン生地に混ぜてみようと思いました。
白神こだま酵母(しらかみこだまこうぼ)を使います。
思い立ったら、すぐにパンを作れるのが白神酵母のいいところ。
白神こだま酵母
世界遺産「白神山地」の秋田県側で採取された野生の酵母。
発酵力が強いため、短時間でのパン生地作りができる。
白神酵母はパウダーをぬるま湯で予備発酵させてから使います。
パンの材料によもぎペーストを混ぜ込み、一次発酵が1時間。
だいぶ大きくなりました。
生地を分割してベンチタイムが20分。
あんを包んでからの二次発酵は40~50分です。
オーブンを予熱、180℃で15分焼いて出来上がりました。
よもぎペーストを、かなり入れたつもりでしたが
焼き上がりは、ほんのり黄緑色の仕上がりに。
生地の時はけっこう緑が濃かったのにね~。
とは言え、しっとりふわっとした焼き上がりに大満足です。
3日目になっても、ふわっとしてましたよ。
今度はよもぎをもっと増やして作ってみよう。
「よもぎ感」がさらにアップするんじゃないかな。
5.まとめ
よもぎ摘みのちょっとしたコツとゆで方、ペースト作り、
あんぱん作りをご紹介しました。
よもぎ摘みは早めの時期、3月がイチオシです。
地域の気候や、その年の天候にもよりますが、食用にするなら4月まで。
大きくなるとアクが強くなりますからぜひ、お早めに。
よもぎのアク取りや活用法が詳しくわかる本ならこちら。
「若杉ばあちゃんのよもぎの力」です。
葉の大きさで変わるアク抜きの方法など、細かく解説されています。
よもぎと言えば「白玉だんご」もおいしいですよね。
以前、絹豆腐を入れて作る「よもぎ白玉」の記事を書きました。
よろしければ、こちらもどうぞお読みください。
まだ、しばらくは「よも活」できるので楽しみです。
春の新芽パワーをいただいて、元気に過ごしたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こんにちは。里山暮らしの管理人「えつ」です。
3月になり庭のよもぎが芽吹き始めました。「よもぎ摘み」の季節、到来です。
今年はまず、パン生地に混ぜてみようと思いました。
よもぎあんぱんをご紹介しますよ。