前記事「みりん粕を食べてみました!」はこちらから。
みりん粕の魅力、健康効果についてご紹介しています。
1.鶏肉の漬け焼き
<材料>
・鶏もも肉 1枚(約200~250g)
・味噌 40~50g
・みりん粕 20~25g
・生姜 すりおろしをお好みで
※味噌:みりん粕を2:1とします。
作り方は超簡単。漬けておいて焼くだけだよ。
①鶏肉以外の材料を混ぜ合わせ、鶏肉の周りに塗りつけます。
②ラップをして1~2日間、冷蔵庫へ。
③味噌を拭きとって焼きます。フライパンでも焼けますが
オーブンで焼き網使うと焦げ付かず簡単です。予熱あり、200℃/20分
私は2日間、冷蔵庫におきましたが、良い味加減でした。
みりん粕のおかげで肉は柔らかくなり、味もまろやかに仕上がります。
2.べっこう玉(卵黄の味噌粕漬け)
こちらはNHKで放映されていた(2017年)時代ドラマ「みをつくし料理帖」に
登場した「麗し鼈甲玉(うるわし べっこうだま)」という料理レシピの再現版です。
江戸時代のストーリーで、料理人の女の子が主人公だよ。
漬け床に卵黄を漬けるだけ…なんですが
卵黄をくずさないようにするのに、ちょっと注意が必要かも。
<材料>
・卵黄 3~4個
(漬け床)
・みりん粕 大さじ2
・白味噌 大さじ2
・赤味噌(豆味噌)大さじ2
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
①漬け床を作るため、卵黄以外のすべての材料をよく混ぜ合わせます。
みりん粕と味噌2種類の割合は1:1:1です。みりんと酒の割合も1:1です。
味噌は「白」と「赤」でなくても大丈夫ですが、風味のある赤味噌は是非。
②混ぜ合わせた漬け床の3分の2を容器に入れ、ガーゼを敷き
少しくぼませたところに「そ~っと」卵黄を置きます。
③残りの3分の1をガーゼに塗り、卵黄の上から「そ~っと」かぶせます。
そのまま冷蔵庫で3日間、漬けておきます。
3日たったら、本当に「べっこう色」になっててビックリ!
もっちりした卵が濃厚な味でした。ごはんにのっけて食べましたよ~。
でも、お酒にも「超」合いますよね~。
この漬け床、卵黄以外にも白身魚や肉、ゆで卵にもオススメです。
※「みをつくし料理帖」に興味のある方は、こちらから。
「残月 みをつくし料理帖」高田 郁 ハルキ文庫
3.人参のきんぴら
<材料>
・みりん粕 15g
水大さじ1と合わせる。
・人参 2分の1本程度を千切りに
・醤油 小さじ1
・塩 適量
・ごま油 大さじ1
①みりん粕をほぼ同量の水で柔らかくします。10分程度でふわふわになります。
②千切りにした人参をごま油で炒めます。
油がまわったら、溶いたみりん粕を加えてよく混ぜ合わせます。
③醤油を加え、好みの塩加減で味をととのえます。
みりん粕のやさしい甘味でおいしいよ。クルミを入れてもいいかも。
もちろん、他の野菜や根菜でも作れるね。
4.漬け味噌・漬け床の再利用
漬け床の残りは2~3回であれば漬け床として再利用できますが、だんだんと具材の
水分やにおいが漬け床に移るので、雑菌が増える可能性があります。
具材の異なるものを漬け込むのは避け、野菜なら野菜だけ。魚なら魚、と
漬け床は分けましょう。
再利用したい場合は、肉や魚をガーゼかキッチンペーパーでくるんでから
漬ける方がいいですね。
私は、肉に漬けた味噌は再利用していません。
レシピでご紹介した、卵黄を漬けた味噌床は炒め物の合わせ調味料
として使ってみました。
なすの炒め物、おいしくできましたよ~。
ひき肉を使って肉みそを作ってもいいですね。
野菜の漬け床だったら味噌汁に使ってもいいかも。
どちらにしても1週間くらいで使い切った方がいいね。
5.まとめ
簡単なレシピとみりん粕の利用法をご紹介しました。
みりん粕の甘味と旨味を味わうことができますので、是非おためしください。
- みりん粕は焦げやすいので、火加減や方法を工夫して焼きましょう。
- 漬け床として使う場合は、再利用もできますが、状態を見ながら1週間以内に
使い切るつもりで。 - 一度漬けたあとの味噌は「加熱しての再利用」が基本です。
炒め物、味噌汁などに入れて、十分に火を通してください。
オススメの赤味噌(豆味噌)はこちらです。
「豆味噌」特有のえぐみが無く、マイルドな味と風味が楽しめますよ。
原材料は国産大豆と塩だけです!
こんにちは。「まな♪まな」管理人「えつ」です。
前回の記事でご紹介した「みりん粕」の続編を書きました。
みりん粕は「かす」と言いながらも栄養豊富な腸活食材です。
健康効果はもちろんですが、やさしい甘味と旨味にもご注目。
みりん粕を使った、お手軽レシピをいくつかご紹介します。